卓球・福原愛さんが引退会見(全文1)泣き虫じゃないもんって何回も思ったけど
今回の決断を誰かに相談したのか
テレビ東京:今回の決断をされるに当たって、ご家族、例えばお母さまですとか、【江宏傑 00:05:44】さんに何か相談はされたりはしたんでしょうか。 福原:母には小さいころから、やるのもやめるのもあなた次第っていうふうにずっと言われて指導してもらってきたので、母には全て自分で決めたあとに報告という形でお話をしました。主人には毎日のように自宅で、練習しようかな、やめようかな、どうしようかなっていう独り言のような感じで聞いてはもらっていたんですけれども、最終的にこういった答えを出したっていうふうに言ったときも、そうなんだっていう感じで受け止めてくれました。 テレビ東京:お母さまのほうはこういう決断をするというのを報告されたときは、何かお言葉は掛けられたんでしょうか。 福原:お疲れさまでしたというのと、あとはリラックスって言われました。 テレビ東京:3歳で卓球を始められて26年間、選手として活躍されてきました。今、思い返して一番、印象に残っている出来事だったり、ぱっと目の前に浮かぶ光景1つ選ぶとしたら、どの場面が挙げられますか。 福原:初めて全日本選手権で優勝したときに表彰台から見えた景色と、あとはロンドンオリンピック、リオのオリンピックでメダルを獲得して、そのメダルを皆さんにお見せしたときに喜んでいただいている皆さんの笑顔です。 テレビ東京:選手として26年間、卓球とずっと一緒に過ごしてこられた中で卓球という競技から学んだ一番大きなことはいったいなんでしょう。 福原:私は3歳9カ月から卓球をしていて、今日こうしてこの場にお越しいただいている方たちもそうですし、本当に今つながっている全ての方が卓球を通じて知り合った方たちばかりなので、本当にたくさんの方にお世話になって支えていただいて育てていただいたので、全てですね。 テレビ東京:もう1つ、僕らから伺うのは大変失礼かもしれませんが、小さいころから注目をされ続けて幼少期、10代、20代と時間を過ごす中で、注目を集めることで大変だった部分もたくさんあるかと思うんですが、その辺りは今、振り返ってみていかがでしょう。 福原:大変だったこと。逆に私の周りにいる方たち、家族だったり親戚だったり、そういった方たちが私のせいというか、で行動範囲が狭くなってしまったりとか、周りの方にたくさん迷惑を掛けてしまった部分が大きかったと思うので、そういうときはすごくつらかったですけれども、それ以上に試合で勝ったときとかすごい喜んでくれたので、感謝の気持ちでいっぱいです。