岸田首相、伊勢神宮参拝後に年頭会見(全文1)スタートアップ5カ年計画策定へ
空飛ぶクルマの実現にどう取り組むか
東海テレビ放送:三重県政幹事社の東海テレビの小室と申します。総理が先ほどおっしゃっていた、成長戦略の柱に掲げていらっしゃる「デジタル田園都市国家構想」ですが、この実現の施策の一例として、三重県では空飛ぶクルマ、こちらの実証実験なども進めています。ただし実現に向けては法整備など課題もあると思いますが、その辺りを今後どのように進めていくか、考えをお聞かせ願えればと思います。 岸田:ご指摘の空飛ぶクルマですが、特に三重県においては積極的にこうした課題に取り組んでおられる、先進的な取り組みを進めておられるということを承知しています。空飛ぶクルマというもの、これは離島や中山間地の移動ですとか、あるいは災害時における救命救急、こうしたことなど、この地域における課題を解決する上で大変重要な存在であり、「デジタル田園都市国家構想」を体現するモビリティーであり、その実装、私も大いに期待をしたいと思っています。 政府においては、2020年、大阪・関西万博に合わせて空飛ぶクルマを世界に先駆けて実装する、こうした目標を持って取り組んでいるわけですが、その実現に向けて、経済産業省あるいは国土交通省、こうした関係省庁だけではなくして、民間業者、有識者、自治体、こういった方々、関係者の方々と一体となって、この機体や運行管理の安全基準など、必要な制度整備、さらには技術開発、こうしたものに取り組んでいきたいと思っています。 三重県において、空飛ぶクルマの実装に向けて県独自のロードマップを作成されているとか、それから航空会社と連携した実証実験を行っているなど、全国のトップランナーと言うべき地域であるということを聞いておりますが、ぜひこうした意欲のある自治体とも連携を深めていき、こうした空飛ぶクルマの実装に向けて結果を出せるよう努力をしていきたいと考えます。以上です。 司会:それでは再び内閣記者会の代表の方からご質問をお願いいたします。堀さん。 【書き起こし】岸田首相、伊勢神宮参拝後に年頭会見 全文2に続く