妊娠中…娘に抱いた違和感。その後、医師「足の長さが短く、頭の大きさが小さい」現在の姿と母の思いに迫る
管理入院から出産へ
lalaさんが管理入院となったのは、妊娠28週のときでした。 「突然破水した」「今すぐ出産になってしまった」のような状況ではなかったため、入院が決まるまで家で過ごし、出産まで時間があったことからそのメリット、デメリットを経験しました。 メリットについては、早産で赤ちゃんが生まれた後どのような準備をしたらいいか、また生まれた後のリスクやなりやすい症状など、知識をつけたり、調べたりする時間がたくさんあったことです。一方デメリットは、出産まで時間があった分不安な時間が長く、精神的に不安定になりやすかったことでした。赤ちゃんが小さいかも…という指摘から入院するまで、不安定な気持ちと戦いながらも知識は得られたといいます。 その中でlalaさんは「ママが動きすぎると赤ちゃんに栄養が行きにくくなるかも」という情報を得たため、病休中はなるべく動きすぎないようにしていました。 「赤ちゃんのためにできることは本当に少なかったのですが、得た知識の中で赤ちゃんのためにできるだけできることをしよう!と思いながら過ごしていました」 今回、2度目の出産となるため、1度目の妊娠と比べて「本当にお腹が大きくならないので、常に不安はありました」といいます。また妊娠中、lalaさんも元気で赤ちゃんは小さくても最後まで元気で、特に自覚症状はありませんでした。 「通常、たとえば羊水が少ない、妊娠高血圧、血流に異常など、何かしら母子ともにSOSのサインが出ることが多いのですが、私の場合は稀なケースだと思います」 妊娠28週目に管理入院となり、退院の目途は「赤ちゃんを出産するまで」とのことでした。赤ちゃんがどれだけ成長するかで出産する時期が決まるため、長期入院の可能性が高く、上の子と離れて入院しなければならなかったことがつらかった…と話します。 「たまに面会に来てくれても、私と離れるときに泣いてしまう上の子を見るのがとてもつらかったのを覚えています」と当時のことを振り返りました。 そして赤ちゃんの体重はほとんど増えず、30週6日で通常より早く帝王切開に…。 「赤ちゃんの成長がゆっくりで小さくても、その子なりに成長していれば正期産できたケースもあるというお話を聞いていたので、とても残念な気持ちでいっぱいでした。一方で、出産となったことで肩の荷が降りた...という気持ちもありました。私のお腹の中にいる間は何も手助けをしてあげることができないからです。生まれてからは医療の力を借りて、成長の手助けをしてあげることができます」とそのときの気持ちを話してくれました。 帝王切開の手術中は、涙が止まらなかったというlalaさん。その心の中は「どうか助かってほしい」 その思いでいっぱいだったといいます。