大阪府・吉村知事が定例会見4月13日(全文2)24年度末までに府内全タクシーの25%をUD車両に
実態調査結果への受け止めを
読売新聞:読売新聞の山本です。関連して質問なんですけれども、フリップの8にあった実態調査についてなんですけれども、まだ回答を回収している途中ではあると思うんですが、この調査の結果を見て、飲み薬であれ中和抗体薬であれ、センターに登録している割合だとか投与実績が出てきているとは思うんですが、これについて知事の現時点での受け止めといいますか、100を目指している中でふたを開けてみてこれが多かったものだと思ったのか、それともまだまだ足りないものだと思ったのか、そこの認識をまたあらためてお願いします。 吉村:まだまだ足りないものだというふうに思いました。というのもこれはコロナを受け入れてくださいという話じゃありませんから、コロナの入院病床を増やすために受け入れてくださいって、ずっとこの間やってきました。で、比較的大きな病院から順に受け入れてもらって200の病院がこれは受け入れているという状況です。残りの300の病院、それを、大きくない中小の民間病院が多いわけですけど、その中小の民間病院において飲み薬あるいは点滴の治療薬。なんか高度な手術ではありませんので、飲み薬や点滴治療薬ができると、自分の患者さんにできると。これは外からの患者さん、入院患者を受け入れてくれじゃなくて、自分が今ほかの病気等で入院してる自院の患者さんにできるというのが、病院であるにもかかわらずできるのが6割しかないというのは僕は低いと思っています。 で、回答も70%ですから残りの30%はまだ回答がありませんので、そこでどんどん、例えば中等症Iころがあるかっていうと、そんなにたぶん高くはないと思っているので、今の段階で回答ないわけですから。この回答はまた求めていきます。
到達したときのことを考えねばならない
レムデシビルに関して言ったら20%、24%ですので、これは高齢者施設ではありませんから。高齢者施設じゃないというか、これは施設ではなくて病院なので、病院でやはり飲み薬、しかも受け入れてくださいという、治療してくださいとお願いを、入院を受け入れてくださいと言ってるんじゃなくて、自分の患者さんに対しても治療がまったくできないというところが40%も今の段階であるということです。しかも30%は回答がないという状況です。じゃあどうなるかというと、陽性者が出るともうコロナ専門病院への転院しか方法がないか、それかあとはもう状況を見るということになります。 点滴、脱水に対する点滴とかで78%、80%近く、これはもう当然コロナ治療じゃないですからありますが、そういった意味ではこの60%っていうのは僕は低いと。ほぼ最大値でたぶん60%ですから、ここから下がる可能性のほうが高いと思います、あと30%の回答が返ってきたら、全体数との割合でいくと。なのでこれをなんとか5月の中旬ぐらいまでに100%を目標に働き掛けをしていきます。少なくとも自分の病院で、ほかの病気で診ている患者さんがコロナの陽性になった場合は、初期治療、早期治療を、これはできるようにしないと僕はいけないというふうに思っています。 デルタまではなんとか乗り越えられたかもしれませんけれども、オミクロンになると、いつどこで誰が病気になるか、陽性になるか分からないし、そして感染の広がる率が、やはり感染力が強いですから、よりそこに到達する可能性は高くなってくるので、到達したときのことを病院とすれば考えなければならないと僕は思っています。 読売新聞:分かりました。あと、実態の調査であれですけれども、これは例えばネットワークっていうのを圏域ごとにつくられて、府とか保健所とかでも支援をしていくという対策だと思うんですけれども、これ、圏域ごとによってやっぱり治療がうまくできてる・できてないだとか、登録が進んでいる・進んでいないだとか、そういう課題っていうのはあるんでしょうか。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見4月13日 全文3に続く