炭酸水は体にいいの? 長所とリスクを栄養士が解説
※この記事は、海外のサイト『Prevention』で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。 炭酸水を飲むと水分補給になるような気がするけれど、その泡の中に体に悪いものが含まれていたりするの? 普段から炭酸水を楽しんでいる人、あるいは水の代わりに少し変わったものを試したい人は、炭酸水が体にいいものかどうか気になるかもしれない。 これは、もっともな質問。プレーンな炭酸水の栄養成分表示には、カロリーゼロ、ナトリウムゼロ、とにかくすべてがゼロと書かれているけれど、炭酸そのものが歯や消化器の健康に悪影響を与えるのではないかという懸念もある。とはいえ、何かしらのメリットもありそうなところ。 「炭酸水は、甘味料が入った炭酸飲料やエナジードリンクの代わりに飲むとメリットがあります」と話すのは、ウェルネス系ブログ「purelyplanted.com」のオーナーでプラントベースダイエットの栄養士であるニコル・ダンドレア=ラサートさん。「体に水分を補給する一番の方法は普通の水を飲むことですが、水の味が苦手な人には炭酸水のような別の選択肢もあります」と、登録栄養士、糖尿病ケア及び教育の認定スペシャリストの資格を持ち、「アカデミー・オブ・ニュートリション・アンド・ダイエテティクス」の広報担当者で「360ガールズ&ウイメン」の創設者のスー=エレン・アンダーソン=ヘインズさんは補足する。どのくらいの頻度で炭酸水を飲むのがいいのか気になる? 炭酸水の長所と短所をさっそく見ていこう。
炭酸水とは?
プレーンな炭酸水は、単に水と炭酸ガスからできている。天然の炭酸水の場合、ガスは水中で自然に発生している。また真水に人工的に炭酸ガスを加えた場合は、セルツァーと呼ばれる。クラブソーダはミネラルとナトリウムを含むことから天然の炭酸水に似ているけれど、これらのミネラルは通常天然には含まれておらず、後から加えられている。 トニックウォーターは炭酸飲料に近く、ほろ苦さを出すためのキニーネと、砂糖または高果糖コーンシロップを含んでいる。トニックウォーターは炭酸水ではないので、炭酸水のメリットとリスクに関する今回の議論には含まれていない。 クラブソーダと天然の炭酸水にはナトリウムが含まれているため、健康への影響はセルツァーのようなプレーンの炭酸水とは若干異なる。詳細は続きをチェック。