佐藤二朗さんが語る、稲垣吾郎さん、河合優実さんのすばらしさ(インタビュー/前編)
『あんのこと』
幼い頃から母親に暴力を振るわれ、十代半ばから売春を強要されてきた、杏という名の21歳女性。覚醒剤使用容疑で警察に捕まり、更正の道を歩もうとするが、新型コロナのパンデミックが起こり・・。2020年の日本で実際に起きた事実を伝える新聞記事をもとに、入江悠監督が映画化。主人公の杏を河合優実、彼女に更生の道を開こうとするベテラン刑事・多々羅を佐藤二朗、杏と多々羅を取材するジャーナリスト・桐野を稲垣吾郎が演じる。
2024年6月7日(金)より新宿武蔵野館、丸の内TOEI、池袋シネマ・ロサほか全国公開 配給:キノフィルムズ 監督・脚本:入江悠 出演:河合優実 佐藤二朗 稲垣吾郎 河井青葉 広岡由里子 早見あかり ©2023『あんのこと』製作委員会 公式サイト:https://annokoto.jp/
【話してくれたのは】 佐藤二朗さん さとう・じろう●1969年5月7日生まれ、愛知県出身。俳優・脚本家・映画監督。1996年、演劇ユニット『ちからわざ』を旗揚げし、本格的に俳優活動を開始。『浦安鉄筋家族』(20)、『ひきこもり先生』(21)などのドラマや、『勇者ヨシヒコ』シリーズ(11、12、16)、『HK変態仮面』(13)、『銀魂』シリーズ(17、18)などの福田雄一監督作品で人気を集める。映画『memo』(08)、『はるヲうるひと』(21)で監督・脚本・出演を務め、多方面での才能を発揮。12年ぶりに執筆した新作戯曲の舞台『そのいのち』は宮沢りえを主役に迎え11月9日~17日・世田谷パブリックシアターほか兵庫、宮城でも上演される。 撮影/富田一也 ヘア&メイク/今野亜季(A.m Lab) スタイリスト/鬼塚美代子(アンジュ) 取材・文/岡本麻佑