空に向かい伸びた枝、西本願寺の「逆さイチョウ」が黄金に色づく
浄土真宗本願寺派本山の西本願寺(京都市下京区)で、樹齢約400年を誇る大イチョウが黄金色に色づいて見頃を迎え、多くの参拝者を魅了している。 御影堂前のイチョウ(京都市天然記念物)は高さ約12メートル。枝が根っこのように空に向かって四方に伸びていることから、「逆さイチョウ」とも呼ばれている。濃い山吹色が光り輝き、青空と見事なコントラストを織りなしている。 今年は例年より約1週間見頃が遅く、今月中旬まで楽しめるという。 大阪市東住吉区から来た高松勉さん(75)は「大きいので何本も木が重なっているかと思ったが、1本の木とは。すごいですね」と話していた。 拝観無料、午前5時半~午後5時。(田中幸美)