井上尚弥参戦の画期的チャリティーイベント「LEGEND」にパッキャオ出場計画があった!
また異色対決としては、米国時間23日に総合格闘技「UFC」のオクタゴンに復帰する、元UFC2階級制覇のコナー・マクレガー(アイルランド)とのボクシングルールでの対決の話も具体化している。マクレガーは、過去にメイウェザーともボクシングルールで対戦している。もし、このタイミングでパッキャオが日本のリングでエキシビションマッチを戦うとすれば間違いなく世界的な話題になっただろう。 気になるパッキャオの対戦相手としては、大きなウエイト差のないWBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(35、帝拳)の名前が真っ先に浮かぶが、その村田でも、まして井上でもなかった模様。村田は、当初、2月末に横浜での防衛戦を予定しており、スケジュール的にも無理で、また、たとえエキシビションマッチとはいえ、ウェルター級のパッキャオとバンタム級の井上では体重差がありすぎて危険なため主催者は2人をパッキャオの対戦リストから外していたという。主催者は、この第1回大会が成功すれば、第2回の大会開催も考えており、今回は幻に終わったが、パッキャオが来日して「LEGEND」のリングに上がる可能性が消えたわけではない。この大会には東日本ボクシング協会が協力しているため、ボクサー以外の総合格闘家やキックボクサーとのエキシビションマッチは不可能だが、誰と対戦するかも含めて話題に事欠かない大会となるだろう。ボクシングファンの想像力を駆りたててくれる「LEGEND」は、新型コロナ禍におけるスポーツイベントの開催手法に一石を投じる画期的なものとなりそうだ。 (文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)