3年ぶり「なにわ淀川花火大会」開催 大阪の夜空に色鮮やかな大輪
3年ぶりに開催された「なにわ淀川花火大会」のオープニングの様子など
大阪の夏の風物詩としられる「なにわ淀川花火大会」が27日夜、3年ぶりに開催され、なにわの夜空の色鮮やかな大輪は多くの人を楽しませた。 【動画】3年ぶりの「なにわ淀川花火大会」盛りあがるスタート、迫力のラストに拍手喝采の様子も
同大会は、会場周辺の地元ボランティアスタッフや企業、商店など、地域住民らの寄付で行われており、都市型の花火としては珍しいスターマインなどが見られるなど、大阪を代表する花火大会として親しまれてきたが、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大以降は中止となっていた。
会場となった淀川の河川敷には有料の観覧席が用意されたがチケットは完売。すでに開始3時間前には多くの観覧客が訪れており、会場やその周辺は多くの人で埋め尽くされていた。 主催者側も開始前の説明で「(感染拡大防止のため)花火が上がったら歓声ではなく、拍手をお願いします」と呼びかける様子もみられた。
会場からは開始前から「3年ぶりか~」という声も聞かれ、子どもたちからは「めちゃくちゃきれい」という声も聞かれるなど、なにわの夜空の大輪は、多くのなにわっ子の心を癒していた。
気象庁によると、同日の大阪市の最高気温は31.3度。同花火大会が行われていた午後8時ごろは29.5度を観測。湿度は55%と少し蒸し暑い気候となった。
28日の近畿地方は、高気圧に覆われておおむね晴れるが、湿った空気の影響で明け方まで雨となる所がある見込みだという。大阪市の予想最高気温は33度。予想最低気温は25度となっている。