「節電より熱中症対策の優先を」大阪・吉村知事会見6月29日(全文1)
大阪府の吉村洋文知事は29日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事が定例会見(2022年6月29日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2022年6月29日) ◇ ◇
新型コロナ、前週よりやや増加傾向に
司会:ただ今から知事記者会見を始めさせていただきます。初めに知事よりご説明がございます。知事、よろしくお願いします。 吉村:まず私から発表させていただきます。最初、この新型コロナウイルスの状況についてだけ少しお話をさせていただきたいと思います。まず1点目ですけれども、直近の新規感染者数ですが、前週よりもやや増加の傾向にあります。これは大阪だけではなくて、全国の都心部を見ても、沖縄も含めてですね。あと沖縄以外の都心部を含めても増加傾向にあると。大阪も同様に少し増加傾向にあるというのが今の現状です。 これがこのあとどうなるかは正直申し上げて分かりません。この間も第6波が落ち着いた以降、一時的に上がるタイミングのときがありましたが、そのあと下がるということもありました。また、例えばゴールデンウイークのときに一時上がって下がるということもありました。今、1.24倍ですので、この先どうなるか分かりませんが、少し増加傾向にあるということと、見張り番指標のアラートが鳴る基準にすでに達しておりますので、その点も併せてご報告をいたしますという趣旨です。
見張り番指標が鳴っている
これがそうですけど、見張り番指標を定めておりまして、大阪府では20代、30代の新規陽性者の方、ここが増加傾向にある場合、そのあと波が起きやすいというのがこれまでの経験です。必ずしも波が起きるわけではありませんが、見張り番ということで1つの指標にしています。これが、6月25日にこの見張り番指標が鳴っていますので、もうこれはすでに大阪府のホームページで公表してますが、あらためてこの記者会見においても説明をさせていただきます。 ここにありますが、オレンジで色枠をしているところの位置を超えると増加してるという状況です。20代、30代のところについては、この上から2つ目ですけども、増加傾向にあると。このブルーのところを拡大しますと20代、30代。また、直近では10代以下も増加傾向にあるという状況です。全体的に少し増えてるという傾向にありますが、見張り番指標がついてるという状態です。 ですので、この原因が、なかなかこれは分からないところではあります。また、先ほど申し上げたとおり、このあと波になるのか、あるいはこれまでもあったように、少し上がって下がるということもこれまで、第6波収束後もありましたので、どうなるかは分かりません。ただ、感染の拡大傾向については注視をしてまいりたいと思います。全国でも起きてる現象ですので、なんらかの理由がある可能性があります。 1つ考えられるのは変異株なんですが、変異株が顕著に増えてるという状況ではありません。また新たな変異株が、オミクロンとは違う新たな変異株があるというわけでもありませんが、いわゆるオミクロンの亜系統については確かに少し増加傾向にあります。ただ、これも全体に影響を及ぼしてるような数字では、今のところはありませんが、ただ、やはりちょっと増えてるのは増えてるという状況ですのでご報告をいたします。 このオミクロンの亜系統ですけど、BA2.12.1、それからBA.4、BA.5と、それから組換え体とありますが、6月20日までの段階でBA2.12.1、これ、感染力強いといわれてますが、これが1件でしたが、この1週間だけで5件見つかっています。合計6件です。その亜系統についても、亜系統全体で見れば6月20日までの時点では合計で7件ですね。7件でしたが、この1週間だけで9件という状況です。