「5類になれば『大阪モデル』は終了すると思う」大阪・吉村知事会見1月25日(全文2完)
大阪府の吉村洋文知事は25日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事が定例会見(2023年1月25日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2023年1月25日) ◇ ◇
インフルは3歳未満の罹病が懸念されるが
記者:大阪日日新聞の木下です。インフルエンザの上昇のほうについてお聞きします。医療機関で、ちょっと小児のほうの患者が増えてきていることに対しての懸念が上がってきています。特に3歳未満というところに関してはコロナがあって、まったく耐性ができていないっていうところがあると思いますけど、この辺りについて何かお考え、対策等がありましたらお願いします。 吉村:新型コロナの小児については入院調整も含めて体制は取っています。また小児は、特に大阪の場合は非常に小児の入院について、小児の、いわゆるネットワーク、非常に強固なものを持っていますので、それをもって対応しているというところでもありますし、それぞれの小児の医療機関でも対応いただいているという状況です。 記者:ごめんなさい。ちょっと言い方があれですけど、インフルエンザの、今、インフルエンザががっと増えてきてまして、それで、これまでインフルエンザが全然流行してなかったということで、免疫がないといいますか、そういう方々が、特に3歳未満というところで多く、そこに懸念が出てると思うんですけど、その辺りについてのお考えは。 吉村:インフルエンザ、これまで3年間流行、コロナで流行しませんでした。でも今年は、もうこれは流行だというふうに思いますし、これからも増えてくる可能性が高いです。
5類への移行に向け府が準備すべきことは
ですので、今、免疫を持たれていない方が多いのも流行する1つの理由だというふうに思いますし。ただ、インフルエンザっていうのは治療薬も含めて、治療方法ももう確立をしておりますので、早期発見、そして早期治療するということに尽きるだろうというふうに思っています。 今、コロナも右肩上がりっていうか、コロナ、今、下がってる状況なので、じゃあトータルの発熱外来はどうなってるかというと、われわれが想定してたような逼迫の状況にはないというのが現状です。ただ、もちろんそれぞれ、個別個別のクリニックや病院において非常に集中してるところは、所々では当然あるとは思いますが、全体として見たときに、何か、発熱外来がもうオーバーフローしているという状態では、府全体として見ればそうじゃないという状況です。 記者:もう1点だけ。新型コロナのほうですけども、5類への移行ということで、5類への移行について、今現在、府が準備しておくべき課題、この辺りを強化しなくてはいけないっていうお考えがありましたらお願いします。 吉村:まず、国が5類への移行というように、大きな方向性は出てるんですけれども、これを、ある意味、いつからやるのかということもまだ決まっていないと。今週の金曜日にそれが判断されるのではないかという報道は聞いてますけれども、それはいつからやるのかということと、そしてもう1つは、われわれ現場とすれば、いわゆる【休職補償 00:23:12】であったり、いろんなもう事業を行っています。コロナ対策として、今でも30ぐらいの事業を行って、3000億円から4000億円ぐらいの事業を、非常に多彩な支援策ということを、今、行っているところでもあります。そして、それをどうしていくのかと。 ある意味、それは裏打ちとして、当然これは2類相当として国の補助金があって、というのがあって初めて成り立っている事業ですから、じゃあ国はこの5類にするというのは方向を決定するとして、今やってる事業の背景になる補助金の体制であったり、支援をどうするかとか、そういった方向をちょっと定めてもらわないと、なかなか最終的な判断は難しいなというふうに思っています。 ただ、それではなくとも判断できる項目とか、判断すべき項目というのがあると思いますので、そういったことについては、今、順次整理をしている段階です。今の段階でこれとこれをっていうのは、この場でなかなか個別の事業については言うことはできないですけれども、ただ、おそらく、そんな遠くない将来、われわれとしてもすでに部局でも検討もしていますので、近い将来、順次、発表していくということになるかと思います。 記者:ありがとうございます。