大阪府・吉村知事が定例会見5月14日(全文3)上がったり下がったりを覚悟
休業要請外支援金の募集開始時期は?
日刊工業新聞:日刊工業新聞の大川です。休業要請外支援金についてお伺いします。募集の開始時期について決まっていたら教えていただきたいのと、あと財源は市町村との折半ではなく、府だけということでよろしかったでしょうか。 吉村:まず議会のご議決をいただかなきゃいけないので、実務方の制度設計は進めていきますが、5月26日以降になろうかと思います。5月26日以降できるだけ早く、僕は5月中には受け付けができるようにしたいと思っています。休業要請支援金で一定のノウハウは獲得してますんで、そのシステムなんかもちょっと改修の必要はありますけども、やりながらやったら、とにかくこれはやっぱりスピード感が大事なので、5月中に受け付けを開始できるようにしたいと思います。6月中には現実に支給を開始できるという、このスケジュール感、5月受け付け、6月中できるだけ早い段階で支給開始、これを目標にしていきたいと思います。 これについては、もう市町村との共同事業ではやりません。本当に市町村に協力していただいて、休業要請の支援機のあの制度はできたと思いますが、こちらのほうの制度については、もう大阪府の財政調整基金、今までためてきた貯金、もうずいぶん切り崩してますけども、そういったものも活用しながら、あとは国から来る交付金、そういったものを活用しながら、府として構築をしていきたいと思います。
休業要請支援金の応募件数と支給件数は?
日刊工業新聞:ありがとうございます。企業名の公表というのは同様にやっていくのでしょうか。 吉村:それはやりません。休業要請にご協力いただいたという意味での公表を今、休業要請金ではやっていますけど、これは休業が条件になってませんから、特に公表するつもりはないです。 日刊工業新聞:休業要請支援金の現時点での応募件数と支給の件数について教えていただけますか。 吉村:ウェブの応募件数が4万件、そして郵送の、ウェブで受け付けてから郵送で書類を受けて審査するわけですけど、書類審査が2万件、そして現実に給付をしているのが800件と聞いています。これは1日前の数字なので、今日現在、更新しているかもしれませんが、更新してるかな。 男性:はい。【********* 00:50:47】。 吉村:いや、いいですよ、僕に、遠慮せんでも、更新してたら。言ってくれたら。 男性:800件。 吉村:800、把握してるのはきのう現在で800件、現実に給付を開始しています、整ったところから。 日刊工業新聞:分かりました。あと支援金や融資など、中小の現時点での生き残りに今力を入れていると思うんですけれども、休業要請を解除したあとの中小の支援策、景気の浮揚策について教えてください。 吉村:もっとも大きな景気の浮揚策は社会経済をやっぱり元に戻すことですよ。人の動きがなかったら経済は回らないですし、人が消費をしなかったら経済は回らないので、人が家にずっと縮こまったら経済は絶対に死んでしまうというのが、経済の実態です。でもできるだけ人との距離を取るとか、接触を減らすとか、また今日の夜、会議で決めていきますけど、いろんな行動、マスクをしたりとか、いろんな出てるじゃないですか、新しい行動様式。そういうのはできるだけ守っていただきながら、ただやはり社会経済活動を動かすというのは、人がやっぱり動かないと社会経済は動かないですから、感染症対策を取りながらなんとかそれを動かしていくというのが、一番大きな経済対策だろうと思っています。