海外メディアも錦織の新型コロナ感染を速報報道「全米OP出場は疑問」「時間との戦いに直面」「復帰時期はさらに遅れる」
英国のサン紙も、「錦織圭、コロナウイルスの検査で陽性、元ファイナリストの全米OP出場は疑問」との見出しを取り、全米OP出場が難しくなったことを伝えた。同紙は、「テニスのスター選手、錦織圭が新型コロナウイルスに感染し、全米OP出場を疑われている」との見解を示した。 「30歳(の錦織)はニューヨークへのフライトをキャンセルし、金曜日の再検査を前に自主隔離を行う計画でいる」と説明。「フラッシングメドウズへ場所変更されたシンシナティマスターズの前哨戦は欠場となり、8月31日の月曜日から始まる全米OPへ向けての時間との戦いに直面する」と続けた。 さらに「現在、世界ランキング31位で2014年の全米オープンファイナリスト(の錦織)は、右腕と肘の故障でこの12カ月間プレーしていなかった。(全米オープンの)大会バブルの中に入ることを許される可能性は低いが、もし出場が許されても、この検査陽性の結果は、彼のグランドスラム大会へ向けた準備に大きな打撃となる」と説明した。 テニスサイトのTennis.comは「錦織がフロリダで新型コロナウイルスの検査で陽性となりニューヨークへの移動を遅らせる」との見出しを取り、「2019年の全米OP以来、試合でプレーしていない錦織が、新型コロナの陽性判定を受けたことで、予定されていた復帰時期がさらに遅れることになりそうだ」と伝えた。 記事は、錦織の声明を掲載した上で、「2014年に日本のスター選手はミロス・ラオニッチ、スタン・ワウリンカ、ノバク・ジョコビッチを破り、フラッシングメドウズで、彼にとって唯一となるメジャー大会決勝へ勝ち上がり、その後も、2016年、2018年に準決勝に進出した。昨年10月に右肘の手術を行う前には、3回戦でオーストラリアの新星アレックス・デミノーに敗れた」と、過去の全米OPでの活躍ぶりを紹介している。