銀座にできた〈銀座 和牛想榮〉で、イノベーティブ和牛鉄板料理を味わう!
和牛は日本が世界に誇る、唯一無二の“美食材”。“和(日本)を想い和牛を世界に伝道する”ことを志すファインダイニングが、2024年1月28日にオープンした。〈銀座 和牛想榮(そうえい)〉は、日本の食文化を牽引してきた銀座に位置するイノベーティブ和牛鉄板料理店だ。古民家をイメージした温かみのある木造設計だから、気持ちもほっと和らぐ。
料理長は熟練の村田勝世さん、総支配人をソムリエでもある若木寿人さん、支配人を調理に通じた厚澤宏行さんが務めている。7席のエクスクルーシブ感のあるカウンターは、ダイナミックな演出を鑑賞できるとあって評判だ。個室は3部屋が設けられており、2人から12人まで利用できるので使い勝手がいい。 3つあるコース料理の中で、一番人気となっているのは“榮凛(えいりん)コース”(1万9800円)。季節で新しくなる8品前後の構成になっていて、その中で目玉となっているのがメインディッシュの“シャトーブリアンステーキ”だ。
“シャトーブリアンステーキ”は三大和牛のひとつにも挙げられる米沢牛。月齢34カ月で長期肥育された黒毛和牛だから、和牛肉の芳醇な味わいを堪能できる。脂肪交雑=“ビーフ・マーブリング・スタンダードB.M.S.”は、最高12段階中の7から8と適度な脂。弱火で焼いたり、休ませたりしながら、じっくりと熱を通しているから、シャトーブリアンのやわらかさを残しつつも、絶妙なジューシーさが保たれているのだ。コンディメントは5種類あり、能登の塩、甘めの薩摩の醤油、おろしたての静岡県の本山葵、生胡椒のソース、紅芯大根の塩ポン酢。白、黒、緑、赤と彩りが実に豊か。その彩りと同じように、味わいもそれぞれで全く異なっているから、味変を楽しんでもらえるといい。
“フレッシュキャビアと牛肉のタルタル ブリニ添え”は、店名入りラベルのキャビアを用いた冷前菜。中国の浙江省東部にある千島湖で養殖されたキャビアを主役にした。これに自家製の和牛タルタルとマヨネーズを合わせ、濃厚なクリーミーさと心地よい塩気が賞翫できる。岩手県の新蕎麦のガレットが添えられているので、途中からのせて食べるといい。