【3秒計算クイズ】実社会で使う中学数学 計算の初歩技術とコツを確かめよう!
買い物や売り上げの計算、税金の金額や確定申告……。日常生活で、計算ってよく使いますよね。しかし中学数学は、日常や実社会で使う計算の技術の宝庫になっています。 ブルーバックス・ウェブサイトで大好評だった連載「数学サバイブ物語」(現在公開終了)。その主人公、数学大苦手の中学生女子まおちゃんと、覆面家庭教師・実はアイドル(?)のツバサ先生の成長物語でしたが、今回はその二人にも協力してもらい、計算の初歩技術とコツの確認のため「3秒計算クイズ」大会を開催します! 計算のコツが身についていれば、ピッタリ3秒でできる問題ですので、ぜひ挑戦してみてください。
3秒で答えられる?
ツバサ「では、さっそくはじめましょう! 制限時間3秒、用意はいい?」 まお「え!? たったの3秒……!」 第1問 以下の計算を3秒で答えてください。 7×3-21÷(-7)÷3=? 1秒、2秒、3秒!OKでしょうか? 解答は、以下のようになります。 7×3-21÷(-7)÷3 =21-21×(-1/7)×1/3 =21+1=22 みなさんは、3秒でできましたか? 実は、3秒でできる、ちょっとしたコツがあるんです。
ポイントは"グルーピング"と"揃えること"
このように、四則演算(+-×÷)が混在しているような式を解く場合は、 かけ算わり算(×、÷)を先に行うので項を固まりとして認識するわり算(÷)は逆数のかけ算(×)に変形して、かけ算だけに揃えてしまう「マイナス×マイナス=プラス」を利用して、偶数個のマイナスは、プラスに揃えてしまう といったポイントを抑えると、単純な式に変形できて、簡単に計算できます。今回の問題で言うと、 7×3-21÷(-7)÷3 前半のかけ算と後半の割り算に分けられます。またマイナスは2つ(偶数)あります。逆数にすべき割り算は2箇所。 式をシンプルにすると、2つめの項が+1であることがすぐに分かって、3秒で解けてしまいます! このテクは、より複雑な計算になっても応用できるすごテクなのです。 まお「でも、3秒で解かなきゃいけない意味がわかんない!」 ツバサ「まぁまぁ、速いのはお得だよ……」