【3秒計算クイズ】実社会で使う中学数学 計算の初歩技術とコツを確かめよう!
余りがあまりに大きくないか?
ツバサ「では、次の問題にいってみよう! 今度は式の答えが正しいか、どうかだよ」 まお「あ、これは分かるかも」 第2問 以下の答えは正しいでしょうか?3秒でお答えください。 30.28÷1.7=22 あまり8 1秒、2秒、3秒!OKでしょうか? 答えは、バツ。余りは商よりも小さいはずなので、この式は間違いです。だって、余りが割る数より大きいなんてあり得ない。 割り算の筆算なんか、すっかり遠い過去になってしまった、アダルトなあなたが陥りやすい"トラップ"です。
小数点よ、お前は本来の位置を忘れるな……
少数の計算の最大の注意点は、小数点をそろえること。計算上は整数にしても、余りはあくまでも本来の位置に小数点が置かれます。それに注意して筆算をするか、以下のように検算として逆算をしてみるとすぐにおかしいことに気付きます。 22×1.7+8=45.4 となってしまい元の値に一致しないので、ここからも誤りであることが分かります。紙の上で割り算の筆算をやらなくなる大人ほどひっかりやすい罠だと言えましょう。 まお「あれ、どうしたの?」 ツバサ「じつは、最初間違えた……泣」
割引き大好き! 本体価格を即算出せよ!
さあ、最後の問題ですよ。スーパーの割引シールに目がないあなた、ぜひ3秒正解を狙ってください! 第3問 ある商品が消費税(10%)込み価格から3割引きで770円でした。品物のもとの税抜き本体価格はいくらでしょう? では、カウントです! 1秒、2秒、3秒!分かりましたか? 解答です。 「税込価格の3割引き」=「税込額の7割」が770円なので、770÷7×10=1100円が割引き前の税込額。 消費税は10%なので合計額の10/11が本体価格になるため、1100円×10/11=1000円となります。 まお「うわ~、方程式とか使わなくちゃいけないかと思って焦ったよ~。でも、%とか○割とか、ごっちゃになっちゃう」 ツバサ「割引き後の価格から割引き前の価格を出して、消費税額を引けばよいよ。はじめに、それぞれの価格をブロックごとに区切った帯グラフで整理すると分かりやすいんだよね」