サウスゲイト退任でピックフォードの時代は終わったか ヘンダーソン、ラムズデールら6人でポジションを争う激戦区に
ネーションズリーグ初戦でアイルランドと対戦する
準優勝に終わったEURO2024を機に、長年指揮官を務めたガレス・サウスゲイトが退任したイングランド代表。後任はU-21のリー・カーズリーが昇格し、暫定監督として9月からスタートするネーションズリーグを戦う。 新体制での注目は選手の序列だろう。監督が変わったことでこれまでの評価は白紙となる。 GKはジョーダン・ピックフォードが長くスリーライオンズの正守護神を務めているが、カーズリー体制となり変化はあるのだろうか。 ピックフォードが所属するエヴァートンはここまでのプレミアリーグで全敗しており、失点は最多の10。しかも、トッテナム戦ではピックフォードのビルドアップでのミスから失点しており、評価を下げたことは間違いない。 一方で、ポジションを争うニック・ポープとディーン・ヘンダーソンはここまでのリーグ戦で評価を上げている。ポープはこの3人では最多となる12セーブを記録し、無敗のニューカッスルを後方から支えている。 ヘンダーソンは第3節のチェルシー戦で何度もチームのピンチを救い、連敗中だったクリスタル・パレスを救った。データサイト『Squawka』の第3節ベストイレブンではヘンダーソンがGKとして選出されている。 英『The Athletic』ではこの3人とポジションを争う存在として、サウサンプトンのアーロン・ラムズデール、ウルブズのサム・ジョンストン、バーンリーのジェイムズ・トラッフォードの3人の名前を挙げている。 注目はラムズデールか。アーセナルではダビド・ラヤの加入でポジションを失っていたが、サウサンプトンに移籍しブレントフォード戦ではさっそく先発で起用されている。GKの序列が白紙になった今、ここから順調に出場機会を重ねていけば、代表復帰の可能性も十分に考えられる。
構成/ザ・ワールド編集部