センバツ21世紀枠 都推薦・淑徳高を表彰 「学業と両立」評価 /東京
来春の第97回選抜高校野球大会(日本高野連、毎日新聞社主催)の「21世紀枠」都推薦校に選ばれた淑徳高校(板橋区前野町5)の表彰式が3日、同校で行われた。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 淑徳高校の野球部は1994年創部。甲子園への出場経験はなく、今秋の都大会では初めてベスト4に進出した。グラウンドを他の部活と共同使用するなど困難な練習環境を克服した点や、学業との両立が評価された。 表彰式には安居直樹校長や部員らが出席。都高野連の根岸雅則理事長は「推薦校としての自覚を持ち、切磋琢磨(せっさたくま)してほしい」と激励した。安居校長は「非常に名誉な賞状をいただいた。次の栄冠に向けて進んでいくことを期待している」と述べた。 中倉祐一監督は「生徒が本気で目指してたどり着いた結果が評価された。誇りをモチベーションに変えて春を迎えたい」。下居優斗主将(2年)は「秋の結果に慢心せず、全力で野球に取り組むことはもちろん、普段の生活から学校や地域の模範になるようにしたい」と決意を語った。 21世紀枠は13日に全国9地区の候補校が発表され、来年1月24日の選考委員会で甲子園に出場する2校が決まる。【長屋美乃里】 〔多摩版〕