エンゼルス地元メディア、強烈な皮肉…菊池雄星の契約に通訳手当「こないだまで球場をうろうろしていた日本人の元通訳とは違って」
アストロズからFAとなっていた菊池雄星投手(33)は、エンゼルスと3年総額6300万ドル(約94億5000万円)で契約。3日(日本時間4日)になって、契約に年間で7万5000ドル(約1100万円)の通訳手当、10万ドル(約1500万円)のトレーナー手当、さらに1万ドル(約150万円)の日米往復ビジネスクラス航空券5枚がそれぞれ付加されていることが判明。この情報を発信した米紙ニューヨーク・ポストのヘイマン記者は、これらの金額を加えて菊池の契約総額を総額6375万ドル(約95億6000万円)と書き換えた。 ◆「大谷翔平、契約金の97%を後払いすると分かった瞬間の水原一平」【写真】 この一報に強烈な皮肉を放ったのが、エンゼルス地元メディアのヘイローハングアウトだ。「エンゼルスの球団スタッフがまたも増員される。コーチ陣や前年のスタッフとサル・ファサーノ(新投手コーチ補佐)に、菊池雄星の個人トレーナーと通訳が加えられた。彼らは愉快な連中のようだ。エンゼルスは居心地を良くしようと心をかみ砕いているし、菊池の通訳もそれに一役買ってくれるだろう…こないだまで球場をうろうろしていた日本人の元通訳とは違って」 「日本人の元通訳」とは、今年3月まで大谷翔平の通訳を務めていた水原一平被告のことを指すとみられる。同被告は自身のスポーツ賭博による借金返済のために大谷の口座から約1700万ドル(約25億5000万円)をだまし取った銀行詐欺罪に問われており、来年1月24日に米連邦地裁から量刑を言い渡される予定だ。 ヘイマン記者の契約詳細を報じたX(旧ツイッター)にも、米ファンは「じゃあ、通訳への『ギャンブル手当』は含まれているのか?」「エンゼルスは決して学ばないんだな。またも大目に見て通訳を雇うのか。いったい何が狂ってしまったんだ?」などと反応し、ファンの水原被告への失望の深さをうかがわせた。
中日スポーツ