英語圏VTuberグループ「ホロライブEN」2度目の全体ライブで見せた国境と次元を超えた盛り上がり――オフィシャルレポート公開
アニメタイアップにアンコール…怒涛のクライマックス
ステージが近未来をイメージしたデザインに様変わりすると、そこにセレス・ファウナ、シオリ・ノヴェラ、ネリッサ・レイヴンクロフトが登場し、Tommy february6のニューレトロなエレクトロポップ「Lonely in Gorgeous」をスウィートにカバーする。チャーリー・XCXなどが影響を公言したことから、いま世界的に再注目されているTommy february6の楽曲を早速取り上げるところは流石だ。 そこからさらなる熱狂を生み出したのが、IRyS、ハコス・ベールズ、IRyS、、ムーナ・ホシノヴァ、星街すいせいの4人。ムーナの人気曲「High Tide」を歌い始めると、会場は瞬く間に大歓声に沸く。各リージョンにおいて歌唱力の高さで知られる4人が、強靭なダンスビートに支えられたドラマティックな楽曲をパワフルに歌い上げる様は圧巻。 そしてここから始まるのはMythのパフォーマンス。まずはソロアーティストとしてメジャーシーンで活躍する森カリオペが、自身初のアニメタイアップ曲となる『異世界スーサイド・スクワッド』のEDテーマ「Go-Getters」を披露。得意のラップから死神らしい妖しさを湛えたサビ、そこから目まぐるしく展開していくハードなダンスポップを、力強さを損なうことなく華麗に歌いこなしていく。 続いて登場したのはMythの仲良しコンビ、がうる・ぐらとワトソン・アメリア。その上、世界的な人気を誇るYOASOBI「アイドル」を愛嬌たっぷりに踊り歌って、客席性は日本のオタク芸そのままのコールやペンライト捌きで盛り上がりを見せる。まさに“最強で無敵のアイドル”が誕生した瞬間だ。 DAY2公演もいよいよ最後の1曲に。歌うわれるのはもちろん「Breaking Dimensions」。DAY1と同じく、上下2段に分かれて並ぶ15人が楽しそうに笑顔を浮かべながら、あらゆる境界を超えて歌声を届ける姿は、感動的ですらある。ここで終わっても十分に大団円感はあるが、アンコールではさらにビッグなプレゼントが待っていた。再び15人全員がステージに揃い踏みして披露したのは、なんと2023年開催のホロライブ全体ライブ『hololive 4th fes. Our Bright Parade』のテーマソングとして制作された「Our Bright Parade」。しかも今年7月にAdventが発表した英訳バージョン「Our Bright Parade (English ver.)」を、Myth、Promise、Adventが全員で声を合わせて歌うという、2日間のエンディングに相応しい絢爛豪華なステージに。終盤で上段と下段のアイドルたちがお互い向き合う振り付けもエモーショナルで、2日間の祝祭は華々しい終わりを迎えた。 配信チケットは現在、アーカイブ視聴できるものが9月17日まで取り扱い中。その他関連グッズとあわせてチェックしてほしい。
オタク総研編集部