【個別株を選ぶ前に!】プロが必ずチェックする20の情報とその見方
# 19.企業のビジネスモデルと市場ポジション
数字の背景にあるビジネスモデルや市場でのポジションを理解することも重要です。どのような競争優位性があるのか、参入障壁が高いかどうか、製品やサービスの差別化が図られているか、独自の強みがどのようなところにあるのか、顧客は?など、定性的な分析も行いましょう。特に長期投資の場合は定性面の強みのある銘柄を選ぶと言うのも1つの大きな選択肢になると思います。
# 20.リスク要因の分析
企業固有のリスク要因や業界全体のリスクも考慮に入れる必要があります。例えば、法規制の変更や技術革新のほか、足元では円安が懸念される中で為替リスクや、インフレ時代突入で原材料価格の変動などが企業の業績に影響を与える可能性があることも頭に置いておきたいところです。 個別株の投資判断には、多角的な視点からの分析が求められます。投資は自己責任であり、リスクを伴う行為です。十分な情報収集と分析を行い、自身の投資目的やリスク許容度に合った企業を選択することで、長期的な資産形成を目指しましょう。
三井 智映子(金融アナリスト)