定年退職した父が高速道路料金所の仕事を「週3日」程度でしてみたいそうです。シニアの方を多く見かけますが短時間でも働けるのでしょうか?
定年退職後も短時間の仕事をして、生活費をまかなったり、社会とのつながりを保ったりしたい人もいるでしょう。高速道路料金所ではシニアの方をよく見かけますが、短時間でも働けるのでしょうか。 今回は高速道路料金所での仕事についてご紹介します。仕事内容や勤務体系をはじめ、週3日程度で短時間でも仕事できるかについても調べてみましたので、参考にしてみてください。 ▼65歳から70歳まで「月8万円」をアルバイトで稼ぐと、年金はどれだけ増える?
高速道路料金所の仕事内容
高速道路料金所の仕事といえば、料金所でお金のやり取りをするスタッフを思い浮かべるでしょう。ある企業では「料金所係員」という名称で、50代・60代前半の方が活躍する仕事として紹介されています。60歳で定年退職した人でも、採用される可能性はあるでしょう。 料金所係員の仕事内容は、高速道路料金所における料金収受およびETC通行車両にかかわる機器監視などで、具体的には以下のような業務を行います。 ●料金収受などのお客さま対応 ●通行料金の精算 ●料金所内モニターの監視 ●出入り口車線の監視・開放・閉鎖 ●ETC機器・自動精算機の管理 勤務形態については、直接雇用で契約社員として働いてから、正社員に登用されるケースがあります。または人材派遣会社に登録して、派遣社員として働く方もいるようです。 待遇については会社ごとに異なりますが、同社では時間給1260円で、平均的な超過勤務手当や深夜手当を含むと月収は23万円以上も可能であるとのことです。
週3日程度・短時間でも働ける? 料金所係員の勤務時間
料金所係員のシフトは、基本的に「2勤務1休み」です。これは1日の勤務時間が長いためで、一昼夜交代制勤務の場合は午前8時から翌午前9時(実働17時間程度で休憩や仮眠あり)、夜間勤務の場合は午後5時から翌午前9時(実働12時間程度、休憩あり)のようなケースがほとんどです。 「勤務入り→勤務明け→休み→勤務」を繰り返す特殊なシフトなので、勤務日は変更しにくいかもしれません。 週3日程度の少ない日数の仕事ではありますが「1日4時間」といった短時間では働けないようです。1日の勤務時間は長いですが、十分な休憩時間や仮眠時間が確保されていて、多くのシニアが活躍していることからも、体への負担は比較的少ない職種であることが考えられます。 勤務成績がよければ、65歳以降も準嘱託社員またはパート社員として70代になっても働ける場合があるため、「体の負担が少なく長く働ける仕事を探している」といった方は検討してもいいかもしれません。