アート好きが熱狂する美術館「M+」のキュレーターが厳選! 香港で行くべきスポット10
その「The Armoury」が、香港の中心地であるセントラルの好立地にある有名なコロニアル建築「The Pedder Building(ザ・ペダー・ビルディング)」の5階ワンフロアを贅沢に使った新ショップエリア「The Pedder Arcade」を、2023年11月にオープン。
賑やかな香港の街の喧騒から逃れるサンクチュアリを目指したという、ヨーロッパ風のクラシックなショッピングアーケードとして、約140平米のゆったりとした空間に、「The Armoury」のショップに加えて、高級時計店、シガーラウンジ、昼はコーヒー、夜はカクテルを楽しめるカフェとバーも。そのほかに、折々にヨーロッパや日本の注目ブランドのポップアップショップやイベントも開催されている。レディースアイテムも一部あるのは朗報。 The Pedder Arcade(ザ・ペダー・アーケード)
Bar Leone(バー・レオーネ)/上環(ションワン)
「すごく美味しいアーティザナルなカクテルバー。我が家のすぐそばでかなり通っていたのですが、先日アジア1位をとってしまったので、しばらく行列で行けなくなってしまい残念。でも本当におすすめ」(横山さん) イタリア人名バーテンダー、ロレンツォ・アンティノーリと言えば、かつて「フォーシーズンズ香港」でクラシックから最先端までの名バーを率いてきた、香港バー業界発展の立役者。その彼が独立して2023年にオープンさせた「Bar Leone(バー・レオーネ)」は、ロレンツォの出身地であるローマのネイバーフッドバーを香港の街角に持ち込んだ、粋で陽気なバー。 ロレンツォが繰り出す最高に洗練されたカクテルは、一つ一つの食材に徹底してこだわりつつシンプルな仕上がりを大切にしているので、一口ごとの深みに魅了される。オープン当初から目利きから愛され、2024年版「アジアのベストバー50」で、前人未踏の初登場1位を達成して話題になっている。
まず試したいシグネチャーは、イタリアのアペリチフカクテルの代表格であるネグロニ。「Bar Leone」には3種のネグロニがあり、オーストラリアのジン蒸留所とのコラボで作ったオリジナルのコーヒー&カカオジンをベースにした骨太な“クラシコ”、柚子酒をベースにした白いネグロニ“ユズ”、香港の離島ランタオ島で有機栽培されたイチジクの葉を浸したフローラルでエレガントな“フィグリーブス”(夏季限定)のいずれかが、本日のメニューに含まれるので、ぜひお試しを。 周辺には珠玉のバーが徒歩圏内に点在するエリアなので、ぜひバーホッピングを楽しんでみて。 <写真>さわやかな味わいの“ユズ”のネグロニ。