アート好きが熱狂する美術館「M+」のキュレーターが厳選! 香港で行くべきスポット10
<写真>YOSHIROTTENによる個展『Cityscape Resolution–Hong Kong』展示風景。ウォン・カーウァイ作品の元フォトグラファーであるウィン・シャとコラボレーションした。 The SHOPHOUSE(ザ・ショップハウス)
Select 18(セレクト エイティーン)/上環(ションワン)
「昔から骨董店の多い上環にあるヴィンテージショップ。周辺にもいまだに多くの骨董店が軒を連ねており、巡るだけでも楽しいです」(横山さん) 香港の中心、中環(セントラル)から始まるハリウッドロード周辺は、英国領時代から続く骨董通り。かつてはほとんどの路面店が骨董店だったが、今では多くの人気レストランやバー、カフェも加わり、過去と現在、東洋と西洋が混ざり合った香港らしさが堪能できるエリアになっている。今も残る骨董店の中には、美術品レベルだけを扱う最高級店から、ガラクタやジャンクが面白い店まで、そのランクもさまざまで、アンティークやヴィンテージが大好きな人にはたまらない。
大通りから一歩離れた静かな通りにある「Select 18(セレクト エイティーン)」には、インド系香港人のMIDOさんが長年集めてきた、古着や靴、眼鏡、ジュエリー、食器、古いタイプライターや電話、映画ポスターに家具や雑貨など、ありとあらゆるアイテムが所狭しと並べられている。周辺には「Bar Leone(バー・レオーネ)」を始めとする注目スポットが多いので、のんびり歩きながら、心をとらえる掘り出しものとの出合いを求めて、立ち寄ってみては。 Select 18(セレクト エイティーン)
The Pedder Arcade(ザ・ペダー・アーケード)/中環(セントラル)
「歴史あるペダービルの5階がダンディーなテイラーを中心にハンサムなフロアにリニューアル。メンズが多いが、フロアの中心にあるバーで一息つきつつレトロビルの雰囲気を味わえます」(横山さん) 2010年に香港で創業以来、有名無名を問わない世界中の優れたクラフツマンシップを誇るテイラーやシューメーカーなどのブランドを扱う、メンズファッションのセレクトショップ「The Armoury(ジ・アーモリー)」。クラシックなテーラリングをモダンなライフスタイルに融合させるセンスで、日本にも多数のファンがいる。