子どもの大学受験勉強をやる気にさせる方法! 親が理解すべきモチベーションの仕組みとは
小さい頃からたくさん我慢させたほうがよいのか?
我慢強い子は、幼少期からいつドーパミンが多く出るかを教育されているということは、小さい頃からたくさん我慢させた方がよいのでしょうか。これは、メカニズムとしては基本的にそうであるといえますが、人間は生物なので、我慢させ過ぎればよいというわけではありません。 中には厳しく多くを禁止するような保護者さんもいらっしゃいますが、そうすると子どもの「インナーリワード」は成長しなくなってしまいます。我慢のさせ過ぎはドーパミンが出なくなる他にも自己否定や指示が出ないと動けない人間に育ってしまうことに繋がることもあります。お母さんが厳しく教育しすぎるとお母さんの言うことしか聞かなくなるということがありますが、これはお母さんに言われたことでないとドーパミンが出なくなり、自分ではドーパミンを出さなくなってしまっているからです。 だからこそ、何でも我慢させるのではなく、子どもに自主性を持たせることが非常に重要になります。
ドーパミンを出す魔法は「褒めること」
ドーパミンは自分自身で出せるようになることが一番良いです。海外では比較的自由に行動をさせて自分でドーパミンを出させるようにするという教育が多い傾向にありますが、日本は禁止するという教育がまだ多いのが現状です。では、どのように教育をしていくと自分でドーパミンを出せるようになるのでしょうか。 それは、褒めることです。ドーパミンは褒められると出ることがわかっています。例えば、手伝いをしてもらったらすぐに褒めるということを繰り返すことで、その子どもの脳が手伝いをしたらドーパミンが出るということを理解します。また、この褒め方によってどの報酬の形を快楽と感じるかも決まってきます。 例えば、夏休み中に宿題をせず遊んでいた子どもが勉強に取り掛かった時に、それを褒めていれば「インナーリワード型」になりやすく、宿題をしたからお小遣いをあげるというように育てれば「マネタリーリワード型」になりやすいです。