プチプラコスメ・ザ・ベスト2024【番外篇】進む「コスメのミニサイズ化」! 小さいけど仕上がりに妥協なし《注目5ブランド》
パクトのサイズと指にはめて使うしずく型パフに驚き!◆Fujiko
そしてラストがこのフジコのパクトです! 初めて見たときは「ちっちゃっ!」と声が出てしまいました。 そのサイズは、直径約54ミリ×高さ約18ミリ(ライター調べ)で、たいていの大人の手のひらの中にすっぽり収まるサイズ。さらに驚くのは中のパフです。 パフは長さ約39ミリ×幅約30ミリ(一番幅が広い部分。ライター調べ)のしずく型で、1本の指にはめて使う形なのです。 そもそもこの製品が、外出先でパパッとベースメイクが直せて、ツヤ肌をすぐに復活させられるというアイテムなのですが、その特徴がこの“テクニシャンパフ”。 見た目が可愛い、だけでなく、指1本にはめて、鼻周りやクマ・シミ部分などをピンポイントでポンポンと直す、という目的がきちんとあり、それをかなえるためのサイズなのです。 PRさんにちょっと伺ってみたところ、「お直し用ファンデーションなので持ち運びしやすいサイズにすることにこだわり、パッケージもパフも限界まで小さくしました」ということで、なぜこのサイズなのか、がよくわかりました。「限界まで」という言葉に本気を感じます。 いつも既存のアイテムの発想でなく、皆が感じている「こういうのあったらいいのに」「コレってもっとこうならないかな」というような漠然とした希望をカタチにしてくれるフジコならではの製品だと思います。 と、駆け足でご紹介してきましたが、ここでご紹介した以外にもミニサイズのコスメが増えている気がします。 「コスメをいくつも持ち歩くのは重いしスペースも取る」「気に入ってるバッグが小さすぎてたくさん入らない」「でも外出先でも絶対キレイでいたいし、妥協はしたくない!」という皆の声が、カタチになり始めているのだと思います。 通常サイズのコスメとミニサイズコスメがうまく住み分け、共存していくのかなと思いながら2025年のプチプラコスメを楽しみにしたいと思います。 フジコ 斎藤真知子 高級コスメにうっとりしつつ、デイリーメイクにはプチプラコスメも出番多し、の美容メインのなんでもライター。編集プロダクションと美容雑誌編集部を経てフリーランスに。かれこれ20ウン年美容雑誌業界の片隅でお仕事中。肌データは、アトピー持ちの(でも現在はほぼ出ない)基本乾燥肌。……なのに寄る年波で部分的な毛穴の開きやテカリも気になる。スペインとお肉とオヤジ俳優好き。
斎藤真知子