「おひとり3080円」「品数も少なめ」…。フランス発祥の高級カフェチェーン・PAUL(ポール)の高級モーニングの”超正直な感想”
喫茶店やレストランが、朝の時間帯にドリンクやトーストなどのメニューを割安価格で提供するモーニングサービス。名古屋の喫茶店が始めた文化とされていますが、最近では大手外食チェーンも数多く提供しています。 そんなチェーン店の外食モーニングをこよなく愛するライター・ブロガー、大木奈ハル子さんがお届けする本連載。第94回となる今回、訪れたのは「PAUL」です。 朝だけ提供される飲食チェーンの朝限定メニュー、いわゆる「モーニング」には、実にさまざまなお店が朝メニューで参入しています。ハンバーガー店に牛丼チェーンにファミリーレストラン。カフェに焼肉に立ち食い蕎麦にドーナツショップ。 【画像24枚】「おひとり3080円」「品数も少なめ」…。PAUL(ポール)の”高級モーニング”はこんな感じ
集客の弱い時間帯である午前中の売り上げを強化すべく、朝の数時間だけ提供される限定メニューの数々は、コスパ抜群かつ店の特色が強く表れ、どれも魅力にあふれています。 なかには「モーニングが大人気」というお店もあります。それが今回ご紹介する「PAUL(ポール)」です。 高級ラインの焼き立てパンチェーン店に併設しているカフェで、土日のみ実施しているモーニングビュッフェは、1カ月先まで予約でいっぱいになる、人気メニューなんです。
■クロワッサン1個356円の高級焼き立てパン 筆者とPAULの出会いは約5年前。ある日、夫が情報を仕入れてきたことがきっかけでした。 「会社の女子社員が教えてくれたんだけど、PAULっていうパン屋のクロワッサンがめちゃくちゃおいしいらしい」 【画像24枚】「おひとり3080円」「品数も少なめ」…。フランス発祥の高級カフェチェーン・PAUL(ポール)の”高級モーニング”はこんな感じ 京都出身で、PAULを知らなかった筆者(京都にもPAULはありますが、店舗数が少ないんです)。
わざわざ人に教えたくなるほどおいしいクロワッサンなら、ぜひ食べてみにゃあいかんということで、いざ「PAUL」へ。当時既にクロワッサン1個の価格が300円以上(2024年9月現在、税込356円)。それ以外のパンもどれもこれも軒並みお高めです。 内心「誰がこんな高いパン買うねん!」と、関西弁でツッコミを入れたのですが、近隣にタワーマンションや大使館がある店舗ということもあるのか、利用者は裕福な方が多いようです。店は繁盛し、皆さん価格にためらうことなくポンポンと数千円単位でパンを買っていました。