大谷翔平の“機密情報”をロバーツ監督がうっかり暴露「実はしくじりかけた」ドジャース移籍交渉…MLB時代を支えた2人の名将が明かす「オオタニの秘密」
ドジャース移籍1年目でのワールドシリーズ制覇、ナ・リーグMVPをはじめ、2024年も数々のドラマを生み出した大谷翔平。その成功の裏には、優秀な指導者との数々の出会いもあった。メジャー移籍後にかかわった“2人の名将”ジョー・マドン、そしてデーブ・ロバーツと大谷翔平の関係性を、現地で取材を続ける笹田幸嗣氏が解説する。《全2回/前編から続く》 マドン、ロバーツにはそれぞれ違った魅力もある。マドンは『策士』、ロバーツは『正直者』。彼らにはこんな特徴があると感じている。マドンから、大谷について語った言葉を紹介する。 【写真】「とても美しくてビックリ!」日本人が驚いた“ナマ翔平&真美子さん”の華麗すぎるウォーキング姿。「大谷さん…Tシャツはち切れそう…」ムキムキすぎる腕と胸板! ベッツ・由伸と親愛ハグなど【ショウヘイの愛される日々】も全部見る 「私は、これまで多くの違うことをやってきた。“最初”というのが好きなのかもしれない。90年代、マイナーにデショーン・ウォレンという選手がいて、二刀流をやってみたいと思った。若い左腕でエンゼルスのマイナーリーグのキャンプで最も足が速かった。95マイル(約153キロ)を投げる力強い投手だった。 私が思っていたことは、もし彼が投手としてうまくいかなかった時に、外野手として打席に立たせるのはどうかということだった。どちらか一方がうまくいかなかった時のためにね。そのように、いつもコンセプト(二刀流の概念など)には関心があった。(GMに)電話をして、彼らも面白いと思ってくれたが、かなわなかった。そういうことはいつも私を駆り立てた。誰かが『それはできないよ』と言うことに奮い立たされるんだ」 マドンは08年のレイズ監督時代と22年のエンゼルス監督時代に『満塁での敬遠』という奇策を2度打っている。08年はレンジャーズのジョシュ・ハミルトンに対して、22年は同じくレンジャーズのコーリー・シーガーに対してだった。大谷にも投手降板後に外野の守備に就かせたことがあった。固定観念を覆し、指揮官でありながら野球を楽しむ感性を持つ。大きな魅力と感じた。
ロバーツ監督が“うっかり”大谷の機密情報を…
一方のロバーツは嘘のつけない人だ。米国の監督はチームの広報として、毎日、試合前と試合後、どんな結果であろうと会見や囲み取材の場に立ち、チームを代表して喋る。そのロバーツがついうっかり、機密情報を口に出してしまったのが、23年オフのウインターミーティングでのこと。大谷とのFA交渉の内情についてだった。 「彼とはドジャースタジアムで数日前に会った。(契約の)可能性は十分にある。うまくいったと思う。彼は私たちに質問をしてきたし、より多くのことを知ろうとした。でも、このリーグに6年間いることで、彼はドジャースについて、またこの街そのものについて、かなり良い考えをもっている。だから、私としては、私たちの仲間を代表して言うなら、彼と一緒に時間を過ごせたことはただただ嬉しかった」 当時、大谷の代理人であるネズ・バレロ氏は交渉を円滑に進めるために交渉球団には『守秘』を求めていた。その中でのロバーツ発言に報道陣は色めきたった。思わぬ情報に質問は続いたが、ロバーツは悪びれなかった。 「私は嘘をつくようなことはしない。私たちが会ったことはいずれ明らかになると思うし、すでに明らかになっている。だから、私自身や組織の誰もが、そのことについて嘘をつこうとは思わない」
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