大谷翔平の“機密情報”をロバーツ監督がうっかり暴露「実はしくじりかけた」ドジャース移籍交渉…MLB時代を支えた2人の名将が明かす「オオタニの秘密」
「私はしくじりかけた」ロバーツの告白
事実、交渉内容を具体的に明かしたわけではなかった。だが、ドジャースのブランドン・ゴームズGMは打ち消しに躍起となった。 「驚いている。ロバーツが語った大谷のことについてコメントすることはできない。FA選手についてはコメントできない。ロバーツが何らかのルールに違反しているかどうかは言いたくない。コメントが正確かどうか、大谷と会ったかどうかについては確認しない」 約1年後、歓喜のワールドシリーズ優勝パレードでロバーツは自身の「正直さ」を反省し、笑いに変えた。 「昨年の冬、我々は心の中で大きなゴールを描いていた。それは(FA市場で)一番の大物を獲得することだった。でも私はしくじりかけた」
ファンに向けても“正直者”だからこそ…
ロバーツは今年のウインターミーティングでも大谷翔平の現状を正直に話した。来年3月18日、19日に東京ドームで行われるカブスとの日本開幕シリーズに大谷は出場できるのかと問われた時のこと。まずは投手出場について。 「可能性は低い。3月から時計をスタートさせて、10月までそれを継続できるとは思えない。そうなると、シーズン途中で休養を取ることになるだろうし、どうだろう。私はまだあり得ないと思っている」 そして、打者出場についても「日本で打つ準備ができていると期待している」と語った上で、正直な思いを吐露した。 「まだ考えが固まったわけじゃない。もし、何かしっくりこないことがあれば、明らかに考慮しなければならない。もしかしたら多くのファンが失望するかもしれない。翔平にとってベストなことをするつもりだ。しかし、今現在の状況では、私は彼がプレーすることを期待している」 左肩の脱臼は決して軽症ではなかった。以前の原稿でも触れたが、大谷が脱臼の修復手術を受けたのは11月5日だった。同様の手術を22年9月に受けたパドレスのフェルナンド・タティスJr.の復帰は6カ月以上が経過した23年4月20日。DHの大谷と右翼守備に就くタティスとでは大きな違いもあるが、同様のリハビリ期間が必要となれば、大谷の復帰は3月には間に合わない。二刀流凱旋を待ち望むファンの心を理解した上で、直前になり悲しませるわけにもいかない。ひとつの情報、可能性として、ファンに向けて語ったこの言葉も『正直者ロバーツ』を表すエピソードの一つだろう。
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