立ちはだかる壁…スター内野手は「最も重要な日本人選手」 32億円で米挑戦、28歳が開いた扉
松井稼頭央氏は2004年~2010年にMLBでプレー…通算630試合に出場した
ドジャース・大谷翔平投手が2024年に3度目のMVPに輝くなど、近年は日本選手のメジャーでの活躍が目覚ましい。イチロー氏、松井秀喜氏、松坂大輔氏、野茂英雄氏らを始めとしたスター選手たちが日本人選手の存在価値を高め、米国の野球ファンに多大なインパクトを残した。今オフは佐々木朗希投手のメジャー挑戦が話題となる中、それに合わせMLB公式は日本人選手特集を組んでおり、「MLBにやってきた最も重要な日本人選手」の1人として松井稼頭央氏について言及している。 【写真】「いつ見ても奥さま綺麗」 日本人メジャーリーガーの隣で青色のドレスで微笑む夫人 西武で活躍した松井稼氏は2003年オフにFA権を行使し、メッツに入団。2004年開幕戦で、メジャー初となる新人による開幕戦初打席初球本塁打の衝撃デビューを飾った。その後は故障に苦しめられながらもロッキーズ、アストロズと渡り歩き、2010年までの7年間メジャーでプレー。通算630試合に出場し、打率.267、615安打、32本塁打、102盗塁をマークした。 MLB公式は松井稼氏について、「メッツと3年2010万ドル(現在のレートで約31億6190万円)の契約を結んだ。MLBキャリアでの初球をホームランにし、ナ・リーグ優勝を果たした2007年のロッキーズの中心選手だったが、米国ではオールスターに成長することはなかった」と伝えている。 メジャーで活躍した他の日本人内野手としては、井口資仁氏、岩村明憲氏もいるが、今回の特集で挙げられたのは松井稼頭央氏のみ。現在は野手で言うとカブスの鈴木誠也外野手やレッドソックスの吉田正尚外野手らも奮闘しているが、メジャー球団のロースターに入っている日本人内野手はいない。2025年オフはヤクルト・村上宗隆内野手のメジャー挑戦が確実視されており、新たなMLB日本人内野手誕生なるか、注目される。
Full-Count編集部