阪神の近本、楽天の辰己、中日の柳 移籍ありそうなのは? 早くも注目「FA権取得見込みの3選手」
2024年シーズンのオフはフリーエージェント(FA)選手の去就で盛り上がったが、2025年も実績豊かな阪神・近本光司、楽天・辰己涼介の両外野手、中日・柳裕也投手が国内FAの権利を取得する見込みで、早くも注目が集まっている。(以下、文中の年俸はすべて推定) 【写真】「2億円」が「400万円」に急降下 球史に残る“大減俸”を味わった選手がこちら 12月10日、阪神・近本の契約更改が大きな話題となった。球団からの複数年契約の提示を断り、5000万円増の年俸3億7000万円でサインした。今季中の国内FA権取得が確実視される中、「1年で勝負したい」と敢えて単年契約にこだわった。 「走攻守のすべてでチームの柱と言える。俊足で確実性のある打撃はどの打順を任せても安心できる。チーム事情があったとはいえ今年は4番を任されたほど。外野守備は球界トップと言っても良いレベル。何があっても絶対に手放してはならない選手」(阪神OB) 昨季は141試合に出場し、打率.285(562打数160安打)、6本塁打、45打点。19盗塁をマークして3年連続5度目となる盗塁王のタイトルを獲得し、ゴールデングラブ賞とベストナインも4年連続で受賞した。 「昨年の成績は飛び抜けたものではなく本人は納得いっていないはず。責任感が強い男なので、単年契約で自分自身を奮い立たせる意味合いもあったのだろう。育ててもらった恩を常に口にするほどチーム愛が強い。今季、満足できる結果を残して、改めて阪神に骨を埋める覚悟を公言したいのではないか」(阪神関係者) 2024年オフは大山悠輔が国内FA権を行使、「巨人移籍が濃厚」との声もある中でギリギリまで迷った末に阪神残留を決断。大山と同じくFA権取得前の単年契約は移籍に心が揺れているようにも見えるが、近本の場合は状況が異なるという見方もある。阪神とは文字通り“相思相愛”で、縦縞のユニホームで現役を全うするのは間違いないという声は多い。 楽天・辰己は国内移籍よりも20代でのメジャー挑戦を目指しているという。昨年11月に開催された国際大会プレミア12直前合宿では「(メジャーへ)はい、行きます。その意気込みで、この大会に臨んでいますから。自分をアピールできたらいいなと思っています」(東スポWEB/11月25日付け)と宣言したという。