森保Jに激震…吉田麻也、三笘薫、室屋成、古橋亨梧を怪我で欠く陣容でW杯アジア最終予選の中国、サウジ戦を勝ち抜けるのか?
囲み取材のなかで、森保監督はポルトから期限付き移籍したポルティモネンセで復調気配を見せている中島翔哉に対して「候補としてあげている」と言及した。 森保ジャパンが船出した直後に「10番」を託されながら、負傷や体調不良などで2019年11月のベネズエラ代表との国際親善試合を最後に代表から遠ざかっている27歳が、三笘に代わるドリブラーとして復帰する可能性が出てきた。 吉田とセンターバックを組む冨安健洋(23・アーセナル)も右ふくらはぎを痛めて戦列を離れているが、森保監督は「問題ない、という認識でいる」と明言した。吉田の代役は板倉滉(24・シャルケ)を軸に、国内組で招集されている谷口彰悟(30・川崎フロンターレ)、中谷進之介(25・名古屋グランパス)が名乗りをあげてくる。 昨夏にヨーロッパから復帰したJリーグで5ゴール7アシストをマークし、同じく国内組合宿へ招集されたFW武藤嘉紀(29・ヴィッセル神戸)を含めて、森保監督は「オレがやってやる」とモチベーションを高める選手として期待をかけているのだろう。 「麻也がいなくても代表の活動には影響がないと、みんなで思えるぐらいの経験になると思っている。選手たち一人ひとりが普段からリーダーだと自覚してくれていると思うが、あらためて自分がチームのために何ができるのかを見せてくれると期待している」 こう語る指揮官は代わりのキャプテンを明言しなかったが、これまでの流れ通りならばMF遠藤航(28・シュツットガルト)がおそらく拝命するはずだ。 困難な逆境を乗り越えた先に個人として、そしてチームとして成長を遂げられると前向きにとらえながら、まずは17日から国内組を対象とした5日間の合宿を開始。その上で残り4試合となったアジア最終予選で、7大会連続7度目のワールドカップ出場を手繰り寄せる上で、極めて大事なホーム2連戦に臨むメンバーが22日に発表される。 (文責・藤江直人/スポーツライター)