大阪府・吉村知事が定例会見3月31日(全文2)3月中旬ぐらいから感染が急拡大
市中における変異株も増えている
ただ、全体の検査ということではないものの、スクリーニング検査ですから、その人の濃厚接触者とか、ここはどうも怪しいというのを、保健所でなんとか変異株を見つけようと思って一生懸命やっている中での検査、ウイルス量が多いものの検査というので、割合高く出がちではありますが、66%という非常に高い割合になっています。この割合というのは、少し前までは40%台だったりもしますから、そういった意味ではやっぱり市中における変異株というのも増えてきている。これは神戸、兵庫と同じような傾向ではないかというふうに分析をしています。 併せて人の動きが、先ほど申し上げたとおり、春休みになって非常に多く出ていると。これは人出のデータ、これもあとで本部会議でやりますけども、そこでも明らかな状況にもなっていますので。特に若い世代が顕著になっています。そこで感染が急拡大していると。そしてこの感染急拡大の山は、これからも伸びるという予測をしています。ですので強い危機感を持って対応していきたいと思っています。国とも、西村大臣含めて綿密に連携をしながら、事務方も含めて共有していますから、感染の状況の危機感については国とも共有できているのではないかと僕自身は思っています。 司会:よろしいですか。では次のご質問をお願いします。
具体的にどれぐらい増えそうか
NHK:NHKの佐藤と申します。今、感染としてはこれからも伸びると思うという話があって、650名を超える数値がすぐに出てくるんじゃないかという話もあったと思うんですけれども、具体的にどれぐらい出そうかみたいなことって今のところお考えだったりされていますか。 吉村:いや、それは分からないです。これは私自身の予測です。じゃあ、あまり予測で無責任なことを言うなという話になるかもしれませんが、ただ、今までの感染拡大の速度と、そして環境ですね。感染拡大の原因というのを見たときに、先ほど申し上げたようなものがおそらく原因になっているので、外で活動されている若い方が減っているとはやっぱり思えないので、この3月下旬にかけても減っているとは思えないです。 いろんな数字上のデータも物語っていますし、それからいろんな人から話を聞いても、もう繁華街は若い人がたくさん出て、これ、もう感染広がりますよと、そういう話もやっぱりいろんなところから聞くぐらい人出が、特に若い世代を中心に増えていると。それは、そういう情報も聞くし、客観的な数値、電話の位置情報なんかで見ても明らかだし。やっぱり環境としても春休みに入り、季節が変わって、人が移動して、歓送迎会の時期、どうしても最後のコンパしようよと、卒業旅行しようよというところでの接触の機会、そして会食、コンパの機会というのが今増えている。それが減っている状況にはないと思うので。ですので、しばらくは増えるんじゃないかと思っています。で、感染の角度からすると650名は優に超えていくのではないかと想像しています。それがどこまでいくかというのは、ちょっと分からないです。 NHK:ありがとうございます。知事からも冒頭にお話があったと思うんですけれども、一応生活に密接に関わることだと思うのでお聞きしようと思うのですが、これから本部会議が開かれて、まん防の要請内容を決められると思うんですけれども、感染がこれからも伸びるという予測の中で要請のエリアだったり時短の内容だったり、どういったふうに考えられているんでしょうか。 吉村:要請のエリアについて、このあと本部会議でやりますので。ただ、松井市長ももうすでにおっしゃっていますけども、やはり感染の、あと、じゃあどのエリアで感染が広がってるのといえば、大阪市内でやはりここ数日、ここ近日で急拡大をしています。で、感染経路不明者、大阪市内の感染経路不明者が7割弱ぐらいになっている。これは傾向としては感染拡大する、われわれの経験上、拡大するパターンに入っています。