小池都知事が定例会見1月21日(全文1)感染をとめる、社会はとめない
要請に応じない飲食店の調査を行うのか
朝日新聞:ありがとうございました。朝日新聞、采澤です。幹事社から3点質問させていただきたいと思います。いずれも新型コロナに関することです。3点、まず質問差し上げますので、まとめてお答えいただければと思います。 1点目は入院病床に関することです。東京都はオミクロン特別対応として病床確保レベル3に移行していて、6919床、確保するというふうにしています。一方で実際に病床を空けるのは感染者の重症度であるとか病床の使用状況により順次していくというふうになっております。これらのものがどういうふうな状況になれば6919床となるのか、見通し、予定とともに教えていただきたいというのが1点目です。 2点目は病床の稼働率に関することです。東京都は第6波への備えとして最大確保病床の85%の稼働をさせるという方針を示しています。これを実現する体制はすでに整っているという理解でいいでしょうか、これが2つ目です。 最後、重点措置に関することです。東京都は飲食店に対して営業時間の短縮、酒類提供停止の要請を出すとともに協力金を支給するという取り組みが今日から始まりました。今回も調査員などを街に出して要請に応じない飲食店の調査、こちらは実施する予定はありますでしょうか。以上3点よろしくお願いいたします。 小池:それでは順次お答えをさせていただきます。まず病床のレベルですけれども、ご承知のようにレベル1が4000床でした。そこをレベル2を飛び越してレベル3にということで6919床の確保といたしております。これを決めて進めたのが1月の7日で、オミクロン株の特別対応として医療機関に対して依頼をかけたところです。めどとするのが1月24日、来週になりますけれども、病床の確保レベルを1から3へ上げている、そのことを医療機関のほうでご対応願うようにということで要請をしておりますので、1月24日めどに。 また、多くの医療機関は現場観が一番ありますので、そこはいろいろ心積もりをしながらこの移行には今入っている、ほかの一般の症状の方々はこちらへ移ってくださいとか、ほかの病院をご紹介しますとか、1つ1つ大変、なんて言うんでしょうか、命や健康に関わる問題ですから、それぞれ丁寧にご対応いただき、そして6919床の確保ということであります。今、都内の患者の発生状況を踏まえてそれぞれの皆さん、医療機関のほうで取り組んでいただいているということです。また、状況によって、症状によって、その多さによって、それらについては総合的にこの入院調整本部等々も含めて確保、確実な確保や、また、有効な確保に向けて進めているというところです。