N国・立花代表と渡辺喜美氏が会見(全文2完)いかにレバレッジを利かせるか
直接民主主義のメリット・デメリットは?
日本テレビ:すいません、日本テレビの【イシダ 00:38:41】と申します。渡辺先生にお伺いしたいんですが、先ほどの立花先生の、直接民主主義の導入に関して折り合わなかったとおっしゃってたんですけれども、渡辺先生のお考えになるところ、メリット、デメリットを含めて、直接民主主義に関してお考えをお聞かせ願えますでしょうか。 渡辺:「みんなの党」時代は、最初からではないんですが、首相公選論っていうのをアジェンダの中に入れていたことがありました。実際にこれ、憲法改正しないといけないもんだから、ある意味、事実上の首相公選を試しにやってみたらいかがでしょうかと。要するに、憲法改正なしにできる、そういう、法的拘束力はないがデファクトの公選みたいなことを確か議員立法化して提出した記憶がございます。今現在、そういう、ある意味、相当、力業の必要なことよりも、議員内閣制の下で徹底した国民主権を貫く、そういう方向を打ち出したほうが現実的かなと思います。 1つの例を申し上げますと、内閣人事局というのは、私が基本法の中で入れ込んだものなんですが、これがある意味、極めて中途半端なんですね。非常に中途半端であるが故に、官邸主導も中途半端になっています。官邸主導っていうのは、内閣主導、議会の多数派が行政を仕切るということで、これはもうまさに国民主権原理そのものなんです。ですから、こういうところから直していったほうがいいかなと。内閣人事局がけしからんっつって騒いでいるのが今の野党なんですが、私に言わせれば、内閣人事局が中途半端だから、いろんな問題が噴出してくると。そういうことを私は考えています。 ですから国民主権というものをより徹底した、いきなり、直接民主制にいくんじゃなくて、国民主権を徹底した改革、それを進めるほうがより現実的かなと、最近では思うようになりました。 立花:よろしいですか、ほかにありませんか。以上ですか。あ、どうぞ。