【熊本県 2024年版】 夏の絶景・風物詩10選 菊池渓谷多くの写真家が訪れる究極の渓谷美
◆倉岳神社
天草上島の南東部、八代海に面する丘陵にそびえる標高682メートルの「倉岳」。古代から人々が霊山として仰ぎ、天草諸島最高峰を誇るこの山の山頂には、航海の安全を祈願して建立された「倉岳神社」が鎮座している。 この神社の鳥居がある場所が絶好の眺望スポットで、周囲を360度見渡す大パノラマはまさに絶景。穏やかな海に浮かぶ天草諸島を一望できる。 また、周辺から神社を眺めてみると、まるで鳥居が空に浮いているかのように見える。その神秘的な光景から、「天空の鳥居」とも呼ばれている。 倉岳神社(くらたけじんじゃ) 所在地 熊本県天草市倉岳町棚底
◆山鹿灯籠まつり
九州屈指の夏の風物詩として、古くから親しまれている「山鹿灯籠まつり」。開催日の2日間は山鹿市内各所でさまざまな催しが行われ、町全体が幻想的な灯りで彩られる。 豊富な見所のなかでも特に、金灯籠を頭に載せた約千人の女性が山鹿の民謡「よへほ節」の調べに合わせて、優雅に舞い踊る「千人灯籠踊り」は圧巻だ。まばゆく輝く金灯籠の灯が輪となり幾重にも重なった、幻想的な光の世界へと誘われる。 この金灯籠は、手漉きの和紙と糊のみを使い、熟練の灯籠師の手により作られたもの。紙でできているとは思えない精巧な造りには、職人の高度な技術が表れている。 開催日:2024年8月15日(木)~16日(金) 山鹿灯籠まつり(やまがとうろうまつり) 場所:熊本県山鹿市山鹿
◆通潤橋
「通潤橋」は、1854年に白糸大地に農業用水を送るために建設された、日本最大級の石造りアーチ水路橋水路の長さ約123.9m、橋の長さ約76m、橋の幅約6.3m、水面からの高さ約20.2m、アーチの半径約27.6mの規模を持ち、国の重要文化財に指定されている。 橋には約124メートルの通水管があり、中に詰まった蓄積物を取り除く放水(土砂吐き)機能を搭載。橋の中央部から放水する様子は豪快で、間近から眺めると大迫力だ。 石造アーチ式水路橋で放水ができる橋は日本でも通潤橋だけ。放水のタイミングはHPで随時更新されているので、チェックしてみて。有料で橋の上から放水の様子を観覧することも。 見ごろの時期:4月~11月(5月上旬~7月中旬までは農地灌漑のため、12月から3月までは通潤橋の石材の凍結を防止するため休止) 通潤橋(つうじゅんきょう) 所在地 熊本県上益城郡山都町長原