【MLB】クオリファイング・オファーの返答期限 受諾はニック・マルティネスのみ 13人中12人は拒否
日本時間11月20日午前6時、MLBはクオリファイング・オファー(QO)の返答期限を迎えた。年俸上位125選手の平均で定められるQOの金額は、今オフは過去最高の2105万ドルとなり、13人のFA選手に対してQOが提示されていたが、受諾して残留したのはレッズのニック・マルティネスだけだった。フアン・ソト、コービン・バーンズなど、13人中12人はQOを拒否。彼らが元所属球団以外と契約した場合、ドラフト指名権に関する補償やペナルティが発生することになる。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ QOのシステムが導入された2012年オフ以降、QOを受諾したのは、今オフのマルティネスを含めて14人だけ。基本的には元所属球団がドラフト指名権の補償を得るために、形式的に提示するオファーであり、確実に複数年契約を得られるような大物FA選手にはQOを拒否されるのが前提となっている。受諾した場合は、定められた金額での1年契約で残留することになり、マルティネスは1年2105万ドルでレッズに残留することが決まった。 QOを拒否したのは、ウィリー・アダメス(ブリュワーズからFA)、ピート・アロンソ(メッツからFA)、アレックス・ブレグマン(アストロズからFA)、バーンズ(オリオールズからFA)、マックス・フリード(ブレーブスからFA)、テオスカー・ヘルナンデス(ドジャースからFA)、ショーン・マナイア(メッツからFA)、ニック・ピベッタ(レッドソックスからFA)、アンソニー・サンタンデール(オリオールズからFA)、ルイス・セベリーノ(メッツからFA)、ソト(ヤンキースからFA)、クリスチャン・ウォーカー(ダイヤモンドバックスからFA)の12人。なお、QOは「過去にQOを提示されたことがない」かつ「今年のシーズン中に移籍していない」選手が対象であり、前者に該当するネイサン・イオバルディ、後者に該当するジャック・フラハティなどはQOの対象外となっている。 ワールドシリーズ終了から3週間が経過。QOの受諾/拒否が確定し、大物FA選手の争奪戦がいよいよ本格化していくことになる。