麻生財務相が臨時記者会見(全文1)森友問題で佐川国税庁長官が引責辞任
佐川氏の考えと麻生大臣の考えに食い違いがあるのではないか
麻生:俺が仕切ってんじゃない、そっちが【*****カラ 00:08:32】。 朝日新聞:朝日新聞の【キハラ 00:08:34】です。1問、伺います。先ほど大臣、佐川前長官に対していまだに、適材適所だったというお考えに変わりないということでしたけれども、一方で佐川さんが当時の責任を取るということで辞められたと。大臣の考えと実際の今の起きてることというのは、実際に佐川さんがお辞めになったという事実が食い違ってるように見受けられるんですけれども、その点、いかがでしょうか。 麻生:食い違っているという定義がよく分からないんだよな。 朝日新聞:大臣は適材適所とおっしゃっているんですが、佐川さんは要するに自分に責任があったということを考えられてるわけですよね。佐川さんが思われてる考えと大臣が思われてる考えが違うと思うんですけれども。 麻生:少なくとも本人の意思ですから、これは。こっちが強制的にどうしたっていうわけではありませんから、本人が辞めるということを言われて、いろいろお騒がせしてるとか、また丁寧さを初期の段階の、特に去年の前半のところ、丁寧さを欠いたというところ等々、本人が言っとるわけなんで、そういったところに関してましては私どもとしては、彼の責任感を感じているというところは理解しますけれども、じゃあ彼が不適任であったかといえば、私どもとして、少なくとも国税庁長官として不適任だったという意識は私にはありません。 朝日新聞:佐川さんは当時の局長だったということで責任を取られるというご説明だと思いますが。 麻生:そうですね。 朝日新聞:当時の大臣であった麻生さんに責任はないんでしょうか。その点どうお考えなんですか。 麻生:私どもとしては彼自身の、理財局局長としてきちんとして対応してきたと、私どもはそう思っております。本人はいろいろ混乱させた責任を取ってると言ってますけども、私から見て彼は理財局長時代もきちんと責任、仕事をしてきたんだと私自身はそう思っております。 朝日新聞:当時大臣だった麻生さんの、麻生大臣ご自身の責任はどうお考えですか。 麻生:理財局長として適任な人を信任したと思っております。