麻生財務相が臨時記者会見(全文1)森友問題で佐川国税庁長官が引責辞任
佐川氏起用の責任について
共同通信:幹事社の共同通信から幾つかございます。佐川さんの国税庁長官の【*キ 00:05:37】を巡っては、麻生大臣、それから安倍総理も適材適所だという答弁を国会で述べられてきましたけれども、こういった形で、一連の問題の責任を取る形で辞任するということで、起用したことの責任についてどういうふうにお考えでしょうか。 麻生:佐川については、私が国税分野における豊富な経験というものに照らして適任だと判断しておりますので、昨年夏に国税庁長官に任命させてもらったという経緯です。これまでの経験というのは国税三課長、二課長、総務課長等々、また次長、いろんな経験がありますので私どもとしては職務に適切に行ってきたものだと考えております。また他方、本日、佐川本人から、いわゆる理財局長時代の国会対応に等々の話があって、国会審議の混乱を招いたこと、また行政文書の管理状況について、さまざまな指摘を受けていること、さらに今、取り沙汰されております決裁文書等々についても提出時の担当局長であったことを踏まえて、辞職をしたいという本人の申し出によるということで退職させてもらうことになったものだと思っております。
決裁文書の書き換え問題の事実関係について
共同通信:もう1件、先ほどの決裁文書の書き換え問題なんですが、来週早々ということなんですけれども、聞き取り調査を進めている中で現時点で書き換えをうかがわせるような話ですとか事実関係ですね。途中段階なのは〓****00:07:16〓承知してるんですが、【***の関心も高いことで 00:07:18】、現時点での、もしお話しいただける範囲であればお話しいただけないでしょうか。 麻生:これもたびたび言ってきましたけども、決裁文書については報道があって以降、捜査当局に書類がなくなって、なくなってるっちゃ語弊があるね。捜査当局に、われわれのとこに書類が残ってるわけじゃありませんから。捜査当局に、捜査に影響ということもわれわれは考えながら調査を進めるよう指示したところですが、その文書のありなしについては、われわれのところでは現時点で分かってるものは全てはっきりさせるべきということで、この週末も通じてきちんとした作業を徹底して詰めた上で捜査当局にも、いわゆる協力を要請せないかんというのがわれわれの立場で、われわれは調べられてるほうですから、そういった意味では私どもとしてはきちんと対応させていただくということで、来週、早いところに出せればなと、早々にも出せればなと思ってます。 共同通信:幹事社からは以上です。各社お願いします。