書道パフォーマンスで豪快に「医師奮診」今年の創作四字熟語を発表
2万2377作品の応募の中から最優秀作品に「医師奮診(獅子奮迅)」
書道パフォーマンスで豪快に「医師奮診」今年の創作四字熟語を発表
住友生命保険(本社:大阪市)は22日、今年の世相を4文字で表現する「創作四字熟語」を発表。2万2377作品の応募の中から最優秀作品に「医師奮診(獅子奮迅)」。優秀作品に「収束渇望(大量発生)」など9作品が選ばれた。同日午後には大阪市中央区で「書道パフォーマンス」の形で発表され、通りすがりのサラリーマンの注目をあびていた。 【中継録画】書道パフォーマンスで発表「今年の四字熟語」
多くが新型コロナウイルス感染症関連の作品
この「今年の創作四字熟語」は、一年の出来事を漢字四文字で振り返り「その年に感じたことを漢字に託す」という概念のもと毎年募集している。 31回目の開催となる今年について、同社関係者は「応募作品のジャンルで『社会』が過半数を占めて、その多くが新型コロナウイルス感染症関連の作品でした」と話していた。
選考委員の俵万智さん「響き合いがすばらしい」
この「創作四字熟語」の選考委員を務めている歌人の俵万智さんは「今年は、予想通りと申しますか、コロナにまつわる四字熟語が大変多かったことが特徴になるかと思います。でも、その中でも何かこう希望を感じさせるようなものが多数寄せられました。最優秀賞に選びました「医師奮診(いしふんしん)」。これは、元の四字熟語「獅子奮迅(ししふんじん)」と、響き合いがすばらしいな、という風に思いました」とコメントを寄せている。
書道パフォーマンスで発表
22日に大阪市中央区で行われた発表会では、大きな紙の上で音楽に合わせ、ダンスをしながら書道をする「書道パフォーマンス」の形で発表。
きょう出られてないメンバーもいるので、その気持ちも背負って書きました
「全国高校書道パフォーマンス選手権大会」の出場常連校である上宮高校の書道パフォーマンス部員が担当し、先の「医師奮診」など10作品を、ダンスを披露しながら豪快に書き上げた。 終了後、ある部員は「最後の大トリになるので緊張したんですけど、きょう出られてないメンバーもいるので、そのメンバーの気持ちも背負って書きました。とても楽しかったです」と話した。
医療従事者に感謝、自分たちも意識
別の部員は「コロナ禍でたくさんの医療従事者の方が働いてくれているので、そこに感謝して自分たちも意識できることはしていこうという話になりました。自分たちの意識の改善にもつながるので、とてもいい機会になりました」と、笑顔で話していた。