東芝が米原発子会社の損失開示遅れで会見(全文1)
ランディス・ギアについて
以上でウェスチングハウスのお話を終わりまして、次にランディス・ギアのお話をいたします。ランディス・ギア、これは電気、ガスのスマートメーター、それと周辺のソリューションビジネスというのを展開してございます。左に書いてございます、写真がございますようなスマートメーターというのが1つでございますけども、これを使いましてソリューションビジネスを展開しております。右の図にありますようにメーターから最後ネットワーク、さらにホスティングというようなことで、広くサービスまでのビジネスをしております。お客さまによりましてメーターを売ってすべてお客さまのほうでサービスまでされるところと、米国のように小さな電力ですとランディス・ギアのほうにサービスまで電気料金の徴収というようなところまで委託されるような例がございます。 このようなビジネスをしておりますランディス・ギアでございますけども、過去の業績につきましてここに開示いたします。過去の業績といたしまして非常に安定した内容になってございまして、下の表を見ていただきたいと思います。2011年に買収いたしましたけれども、それから2014年度までの実績が示してございますとおり、売り上げ、営業利益、そしてEBITDAということで、順調に堅調なビジネスをしております。今後の計画につきまして減損テストの中で、インカムアプローチで評価しておりますけれども、その内容が表の右、15年から18年、そこまでの計画が出ております。今後の見通しといたしまして、北米ではスマートメーター化が進んでおりますけれども今後、ソリューションビジネスということで、サービスビジネスが発展していく、拡大していくというふうに見ております。また欧州につきましては今まだスマートメーターの普及というのは十分でございませんけれども、EU指令というのがございまして、2020年までに80%の電力メーターをスマート化するということが出ておりますので、今後、大きく伸びていくというふうに考えてございます。またアジアにつきましても現在、私ども廉価版のスマートメーターをインド等で投入いたしておりまして、今後拡販ができるものと考えてございます。そのような考え方が反映された17年度、18年度の計画になってございます。 減損テストの結果でございますけれども、2011年の7月に買収したあとの評価でございますけれども、12年度、13年度、14年度ということで、ここに示しますように、公正価値が帳簿価格を上回っておりまして、こちらいずれも判定としましてPass、合格ということでございまして、減損の兆候はないということでございます。今回、ウェスチングハウスの減損の内容につきまして適時開示がきちんとされなかったということの反省を踏まえまして、私どもとしては今後はウェスチングハウス社、また連結およびプロダクトライン別の結果も含めまして、さらにランディス・ギアの減損評価につきましても今後、決算発表等の場におきまして、適時適正に情報開示を行ってまいります。従いまして減損をしないような場合でもその結果につきましては今後、開示させていただきます。