水原希子さんの活動を通じて見えてくる、海を「まもる」ために必要なこと
例えば今、横浜の衣類ゴミを回収して、そのゴミから糸をつくっているナカノ株式会社とのコラボレートで商品開発をしています。いろんな色が混ざったその糸が、私にはマーブル柄みたいな感じに見えて、とてもかわいいんです。それでバックや帽子などいろいろつくったら、すごい反響で。 井植 キークスもオッケーも入り口が違うだけで、伝えたいメッセージは同じなんですね。 水原 そうです。今、ファッションに関心を持っている人がすごく少なくなっていて、洋服が売れないんですよ。でもそれって、いいことなんじゃないかなとも思う。見た目で盛る時代じゃなくなってきていることを、肌感覚で感じています。じゃあどういうアプローチで皆さんに伝えていけるかというのを、自分なりのペースでやっています。 ◇ 学んだことを自分のアクションにつなげていく。水原さんのそんな姿勢こそが、海を「まもる」ために、まずは必要なことなのかもしれない。 合六 美和=取材・文
OCEANS編集部