圧巻のバラの庭!春夏秋冬で楽しむ品種選びとDIYのセンスに学ぶ
早春…目覚める庭
早春。庭の目覚めは早く、クリスマスローズがまだ冷たい空気の中咲き始めます。 ミモザが満開になり、春の主役・チューリップが咲き出すと、庭は一気に春色に染まり1年が始まります。 ホスタたちも目覚め庭はエンジン全開! バラが咲く景色とはまた違って、新芽の鮮やかさに心惹かれる季節です。 ■デッキ…DIYで作る私の部屋 我が家の敷地には家が2軒建っていて、その間をデッキで繋いで行き来できるようにしています。最初、デッキは狭くてやっとテーブルが置けるほどでしたが、この空間は私の部屋! DIYで棚を作って雑貨を置いたり、陶芸教室で作った素焼きを飾ったり、フェイクのドアをつけたり、自分の好きなものを一つずつ作っていったので思い入れがありました。 この小さな空間で、どれだけたくさんの人たちとおしゃべりできたでしょう! 幸せを感じられる庭の部屋です。 そして息子が家を新築したのを機にデッキも広くしました。 大工さんに屋根だけ作ってもらった後は 自分でDIY! ブルーのペンキを塗った板を壁に張り、白いペンキを塗った材木で棚を作り、いろいろな雑貨や好きなものを集めて飾り……それはそれは楽しいDIY! 今は雨が降ってもランチでき、寄せ植えや種まきもここでしています。家族が集まるBBQも、雨でもできるようになりました。庭に屋根のある部屋があるととっても便利です。 ■作品が生まれる場所 20代の頃から作り続けているファブリックアートのタピストリー作品。毎日庭にいる時間が長くなるにつれて、そこで感じたことを表現したくなります。 これは、庭をテーマに始めて作った作品『風が生まれる』(147cm×92cm)です。庭にいて目に映る緑のグラデーションや吹き渡る風の香り、土の感触、その気持ちよさが作品作りのエネルギーになります。 タピストリー作品は染めた布で絵を描くように制作していきます。 図案を書き、染め布を切って縫い、刺繍したりビーズをつけたり。庭の作業とは真逆のように見えますが、私にとってはどちらも思い描く景色を作ることに変わりはありません。 普段は樹脂製の染料を使いますが、この『Shade』(170cm×100cm)では油絵の具を使いました。 これは『風の会話』(170cm×100cm)庭を吹き渡る風の気持ちよさ、植物たちは揺れながらおしゃべりしているよう……。 2017年兵庫県展に入賞、佳作をいただいたお気に入りの作品です。 陶芸教室で作ったハウスも庭に置いています。