小池都知事が定例会見4月23日(全文1)コロナを甘くみないでいただきたい
オンラインでフォローアップできるシステム
この自宅療養に当たりましては、自宅療養者フォローアップセンター、あとでご覧いただきますけれども、ここで健康観察、具合はいかがですか、熱はどうですか、倦怠感はどうですか、味覚の障害はありますか、こういったことを聞いてくれます。健康観察、それといつものパルスオキシメーター、これらを配布を、自宅におられる、例えば軽症、無症状、1人暮らし、そういった方々には自宅を活用していただいているわけです。 ただし自宅にいても急に体調が急変するという、その場合は今ご覧いただきます、このオンラインでフォローアップができる、そちらのほうにまずお電話をいただいて病状を伝えていただくと、それによって医師会と連携をして、その地域のお医者さんなどがその方のお宅に伺って往診をすると。だから病床ではないけれども、先生がそうやって往診をしてくれるという、そのようなシステムを構築しております。実際ちょっとご覧いただきたいと思います。 女性(VTR):健康観察などもしているんですけれども、例えば今回、特に変異株の場合はやっぱり若い方も多いですね。 小池:先ほどご覧いただいたのはフォローアップセンターで電話を受けているところ。これは往診に向かう方でありまして、酸素を積み込んでいるというところです。自宅の療養のところにカメラを持ち込むのはなかなか大変なので、今ご覧いただいたようになっておりますけれども。ですから病院、そしてホテル、自宅、これらをうまく使う、活用することによって医療提供体制の確保、そしていざといったときには、また病院のほうの、そういった方々を受け入れる、そういう病床も確保しておりますので、安心してそれぞれの場で療養できる、そのことを皆さんにお伝えし、また、こうならないためにもまず感染しない、させないという基本、このところをぜひとも皆さん、ご協力をお願いしたいと思います。
甘く見ないでいただきたい
それから、これまでも何人か陽性になって回復された方々のお話を私も直接伺ってまいりました。回復された方はいいんですけれども、中には後遺症に苦しむ方もおられます。そこで、コロナで後遺症に悩む方については東京都の保健医療公社の東部地域病院、それから多摩南部地域病院、大久保病院、多摩北部医療センター、この4つの病院で4月の26日月曜日から新たにコロナ後遺症相談窓口を設置いたします。治療が終了されても、呼吸が苦しいとか、味覚、嗅覚の異常があるといったようなご相談って結構あるんですね。そして今回の4病院と、それから前にもお話をしたと思いますけれども、都立公社病院の合計4病院で、すでにこの窓口を設けておりますので、合計しますと8病院、窓口がございますので、そちらのほうにご連絡をいただいて、それぞれの指示を仰いでいただければと思います。また、ご相談に応じて皆さんの不安に思っておられることなどを解消していきたいと、このように思います。 1年以上コロナとの闘いは続いているわけですけれども、コロナに慣れたといっても、今のコロナはまた非常に猛威を振るっております。甘く見ないでいただきたい。また、コロナは人を介して感染をするわけでございますので、マスクの着用、基本的な感染防止策、結局この基本中の基本をやはり徹底するということになります。重要なこと、それは感染の元となる人流、人の流れ、人と人との接触、これらを徹底して抑えていること、抑えること、このことかと思います。どうぞご協力のほどよろしくお願いを申し上げます。 詳細につきましては夜、さまざまな手続きを経た上で皆さま方に、また、都民の皆さん、何よりも事業者の皆さん、お店をどうするかってもう大変気をもんでおられると思います。そういう中で皆さま方には詳細をお伝えしてまいりたいと、このように考えております。 次のテーマでありますけれども、スマートポールという、5Gに、これを活用したスマートポールという設備を、その名のとおりポールなんですけれども、これについて取り組みのお知らせ、続いて行います。今、デジタルの力で東京のポテンシャルを引き出そうということで、スマート東京の実現を訴えております。都といたしまして現在、西新宿、この西新宿で5Gのアンテナなどの多様な機能を搭載したスマートポールを整備いたしております。今年度はこれまでに整備した新宿駅と都庁を結ぶ、4号街路と言っているんですが、ここから新宿中央公園ですね、この前。そこへ、その周辺などへと面的に広げるということでスマートポールを設置、運営するようにいたしますが、その共同事業者を今日から募集いたします。