【パリオリンピック バドミントン】女子ダブルスは同国決勝を制した陳清晨&賈一凡が悲願の金メダルを獲得!
8月3日に開催されたパリオリンピック・バドミントン競技(会場:ポルト・ドゥ・ラ・シャペル・アリーナ)8日目は、女子シングルスと女子ダブルスの決勝トーナメントが行なわれた。ここでは女子ダブルスが実施された後半セッションの結果をお伝えする。 午前の女子シングルス・準々決勝の後に行なわれた、女子ダブルスのメダル決定戦。決勝の舞台に立ったのは、中国の陳清晨(チェン・チンチェン/上写真・左)/賈一凡(ジャ・イーファン)と譚寧(タン・ニン)/劉聖書(リュウ・シァンシュ)。中国のトップ2が金メダルをかけて争った。 第1ゲームから互いの力を出し合う勝負となったが、先に抜け出したのは後輩の譚寧/劉聖書。持ち味の攻撃で圧力をかけて、20-16とゲームポイントを奪う。しかし、経験豊富な陳清晨/賈一凡は、焦ることなく対応。「最初は緊張があったと思うけど、16-20になったら緊張がなくなった」と陳清晨。ここから一気に6連続得点を奪い、逆転に成功した。 第2ゲームに入ると、競り合いの中から陳清晨/賈一凡がペースを握る。譚寧/劉聖書も激しいラリーに応戦したが、なかなか先手を奪えず。「第2ゲームは自分たちで修正することができなかった」と劉聖書。一方、これまで数多くのタフマッチを制してきた陳清晨/賈一凡は、自分たちのリズムでポイントを加算。最後は陳清晨/賈一凡がリードを保ち、21-15で勝利。東京オリンピックで銀メダルに終わった陳清晨/賈一凡が、パリの地で悲願の金メダルをつかみとった。 8月3日の午後セッションの結果は以下の通り。 【女子ダブルス】 ▼決勝戦(8月3日) 陳清晨/賈一凡(中国)②〔22-20、21-15〕0●譚寧/劉聖書(中国)55分 ▼3位決定戦(8月4日) 志田千陽/松山奈未②〔21-11、21-11〕0●タン/ティナー(マレーシア)41分
取材/バドミントン・マガジン編集部 写真/Getty Images