10月は食品ロス削減月間!家庭でできる取り組みを解説
子どもが残したご飯や、冷蔵庫に忘れられた食材、捨てるのがもったいないと思ったことはありませんか? 私たちが日常生活で何気なく捨てている食品には、じつはまだ食べられるものが多くあります。10月は「食品ロス削減月間」。今回の記事では、簡単にできる食品ロス削減のコツを紹介します。 【画像】背は伸びてる?体重は大丈夫?赤ちゃんの成長がすぐわかる表
食品ロス削減月間とは?
食品ロス削減月間とは、10月に食品ロス(まだ食べられるのに捨てられてしまう食品)を減らすための取り組みを国全体で進める期間のことです。(※1)国は、この期間に食品ロスについての理解を深め、家庭や企業、自治体などで食品ロス削減の意識を高めるための啓発活動を行っています。自治体ごとにキャンペーンやイベントが行われ、食品ロスに関する情報が広く発信されます。家庭でも、ちょっとした工夫で食品ロスを減らすことができるため、ぜひこの機会に取り組んでみましょう。
家庭でできる食品ロス対策
令和4年度に推計された日本における食品ロスの発生量のうち、家庭からの食品ロス発生量は約236万トンです。(※2)食品ロスを減らすことで食べ物を大切にできるだけでなく、家計の改善や環境保全にも貢献できます。今日からできる食品ロス対策を紹介します。
買い物前に冷蔵庫の食材を確認する
買い物に行く前に冷蔵庫をチェックすることで、同じものを買ってしまい食材が余るのを防げます。こまめに冷蔵庫を確認する習慣をつけると、期限切れ寸前の食材や使い切りにくい食材も早めに気づけるでしょう。とくに、野菜や乳製品など、劣化が早いものは見落としがちです。定期的な冷蔵庫チェックが、食品ロス削減の第一歩です。
食材を適切に保存する
食材は保存方法を工夫すると長持ちします。たとえば、野菜は湿度が高いところで保存すると傷みやすくなりますし、冷凍保存を利用すれば多くの食材の長期保存が可能です。また、肉や魚は冷凍することで鮮度を保ちながら、後日使うことができます。食材の保存方法を正しく理解し、適切な方法で保存することで、食品ロスを大幅に減らせます。
期限が近いものから消費する
消費期限や賞味期限をしっかり把握し、期限が近いものから優先して使う習慣をつけると、食材の無駄が減ります。期限が近い食材を見つけたら、早めに調理し、無駄を防ぐことが大切です。また、買い物の際には「手前どり」を意識し、期限が近いものを買うように心がけましょう。