10月は食品ロス削減月間!家庭でできる取り組みを解説
料理は適量を作る
ついつい多めに料理を作ってしまうことはありませんか? 作りすぎると、残った分を廃棄しなければならなくなることが多くなってしまいます。余った料理は翌日にリメイクしたり、アレンジしたりして食べきることも重要です。たとえば、カレーの残りをドリアにしたり、煮物をスープに変えたりすることで、無駄なくおいしくいただけます。
食材を使い切る
食材は使い方次第で無駄なく消費できます。たとえば、野菜の皮や葉、茎など、通常捨ててしまう部分にも栄養価が高いものがあります。大根の葉やニンジンの皮は、スープや炒め物に使うことができるため、捨てずに利用しましょう。少しの工夫で食材を最後まで使い切ることが、食品ロス削減につながります。
親子で食品ロスへ取り組むポイント
食品ロス削減は、子どもと一緒に楽しみながら取り組めます。たとえば、冷蔵庫の余った食材を見つけて「これで何を作れるか?」を親子で考え、料理を作る時間を共有するのも、親子で楽しめるおすすめの方法です。子どもにとっては、料理がゲーム感覚でできるだけでなく、食材を大切にする心も育まれます。また、親子で食品ロス削減に関するイベントやワークショップに参加するのも、よい学びの機会となるでしょう。
今日から始める食品ロス削減
家庭でできる食品ロス削減の取り組みは、決して難しいものではありません。冷蔵庫の中をこまめにチェックしたり、食材を適切に保存したりするだけで、大きな効果が期待できます。また、親子で楽しみながら食品ロス削減に取り組むことで、子どもにも自然とその大切さが伝わります。10月の食品ロス削減月間をきっかけに、ぜひ日常の生活で食品ロスへの取り組みを実践してみてください。 <参考文献> ※1 農林水産省『10月は「食品ロス削減月間」、10月30日は「食品ロス削減の日」!』 ※2 環境省「我が国の食品ロスの発生量の推計値(令和4年度)の公表について」
PROFILE
あんしん漢方 管理栄養士 小原水月(おはらみづき) 管理栄養士・健康食育シニアマスター。社員食堂で300以上の料理を修得、ダイエット合宿所・特定保健検診の業務に携わり600人以上の食事と生活習慣改善を個別サポート。自身の出産後の体調不良から食事と漢方で体調改善/増進の経験を生かし、栄養学と漢方を合わせたサポートを得意とする。「心も体も食べたものだけで作られる」をモットーに簡単で時間もお金もかけずに元気になれる食事法を発信中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
たまひよ ONLINE編集部