小池都知事が記者会見11月6日(全文2完)バイデン氏勝てば環境政策変わるかも
基本を守ること。これに尽きる
もういつも基本は同じだと思いますのと。きのうも、今、団体のヒアリングを行っていますけれども、高齢の方々の組織、団体についてはもうインフルエンザの予防接種をできるだけきちっと受けてくださいということで。そしてきのう、都の医師会、副会長の猪口先生から予約してくださいということをおっしゃっていましたよね。そしてワクチンについては、ロットごとにとんとんと入ってくるから大丈夫ですという言葉がありました。足りなくなるんじゃないかといろいろいわれておりますけれども、ちゃんと段取りしてあるというお話でありましたので、特に高齢の方は、65歳以上は費用は都でも負担をいたしまして、個人負担ゼロになりますので、まずはインフルエンザのほうを受けていただいて、予防して、そしてマスクなど、コロナ対策として基本を守っていただきたい。繰り返しになりますけど、ここに尽きるんだろうと思っております。 ECMOを着けておられる方の数っていうのは、そうたくさんはいらっしゃらないという報告は受けておりますが、こういうのは日々によって変わります。いずれにしましても、本人にとってもつらいでしょうし、重症化することによって医療現場がその負荷が高まりますので、そうならない、このことを心掛ける必要があるという、そこに行き着くと思っています。よろしくお願いします。じゃあ最後ですいません。
米大統領選が長期化の場合、都への影響は
朝日新聞:朝日新聞の軽部です、よろしくお願いします。アメリカの大統領選関連で2点まとめてお尋ねします。今、トランプさんとバイデンさんが激しく270人の選挙人を獲得するために競っていて、バイデンさんが少々優位でありますけれども、トランプさんは法廷闘争に持ち込むといっていて、混乱が長期化することが予想されます。間接的だとは思うんですけれども、それが東京都に与える影響について何かお考えだったら教えてください。 で、もう1点が、仮にバイデンさんが勝ったとするとアメリカ国内の新型コロナ対策を今まで以上に強化することが予想されます。それが果たしてオリンピックにどういう影響を与えるか、いろいろと例えば選手を派遣しないとか、そういった可能性にもつながる可能性もあると思うんですけれども、どのような影響をオリンピックに与えるかというところを教えていただければと思います。 小池:アメリカ大統領選挙は一晩明けてテレビをつけると違う数字が出てて、もう本当に皆さんも各州ごとの選挙人の数についても詳しくなられたというふうにも思います。今日、ある皆さんの中の新聞を見ておりましたら、1877年、ヘイズ大統領が選挙人1票差で勝ったという話が出て、そのころからかと。いや、それよりもっと前からなのかということで、この制度っていうのは、なかなか正解が見つからないままなんだなというふうにも思います。 それからちょっと心配しますのは、この空白の期間によって、それぞれの陣営がまたそれを応援する方々が、なんて言うんでしょうかね、激しい分断っていうか、それを暴力行為などに発展しやしないかということは心配されるわけであります。United States of America、USAっていうのはユナイテッドだからUSAなんですね。このユナイテッドを捨てることのないように、毀損させることのないことを私は期待をいたしております。 また、仮に結果としてバイデンさんが勝利を収めるということになりますと、幾つかの大きな変化はあると思います。1つはパリ協定の対応です。これによって環境対策ということについては、またアメリカがいろんなテーブルに戻ってくる可能性があります。なんだかんだ言いながらアメリカが有しているエネルギー、再エネなどの技術というのは大変なものがあります。