小池都知事が記者会見11月6日(全文2完)バイデン氏勝てば環境政策変わるかも
補正予算案は景気刺激策も盛り込むのか
テレビ東京:すいません、テレビ東京の吉田です。よろしくお願いします。補正予算案の検討を指示されたということですけれども、総額規模についてはどのぐらいを想定しておられるのかということと、「もっとTokyo」のような景気刺激策も盛り込みたいかどうか、意向を教えてください。 小池:補正予算でありますけれども、これについては感染状況と、これまでのコロナ対策の進捗など、まだ今も続いているものもあります。これらをベースにしまして、的確に措置をしていきたいと考えています。規模や財源などについては今後、具体的に検討していきたいと考えております。 冒頭のところで申し上げましたように、やはり医療関係、医療従事の関係など、それらが持続可能でないと、この冬、特にこのインフルとの同時流行についての問題などもありますので、それら何が最も必要なのかということを勘案しながら進めていきたいと考えています。
重症者数増の要因を知事としてどう分析するのか
NHK:すいません、NHKの成澤です。新型コロナウイルスに感染して重症となっている患者さんの人数について伺いたいと思います。今日の時点で知事からもご紹介ありましたが37人ということでして、30人台の後半というのは8月下旬以来の水準となっています。重症者数の増加傾向の要因っていうのを知事としてどのように分析されていて、都としてどのように対応していこうと考えられているのか。また医療提供体制に影響が出ていないかなど、教えてください。 小池:今日も冒頭、数字については触れさせていただきました。やはり休みが入りますと、それぞれ検査の数であるとか、陽性者の報告など、ほかの日に回ってくる傾向もありますが、ただやはりずっと定点観測をして一番重要視しているのは、おっしゃるとおり重症者数であります。ここのところじわじわ増えている。そして基本的には、中には40代、50代の方もおられるわけでありますが、多くの場合は既往症、持病を持っておられる方だという報告を受けております。 それからあとはやはり高齢者、このところの傾向は自宅といいましょうか、おうちで同居している方からうつるというケースで、子供さん、お孫さん、そういった方からうつるケースなども報告をされているところであります。よって、先ほど申し上げましたように重症者を出さないためにどうするかっていうのは、この「防ごう重症化 守ろう高齢者」、これに尽きるんですが、やはりウイルスを家に持ち帰らない、持ち込まないということで、ですから、先に例えば会食があったと、そのときに楽しくみんなで、楽しい時間を大声で過ごして、うちに帰ったときに、場合によってはウイルスを持ち帰ってきているかもしれないわけですから、だからこそそこの原点になっている会食の場などでのマスクの仕方とか、取り分けるお箸は別にするとか、そういったこと、それからお食事のときはマスクは当然外すとはいえ、会話のときはまたマスクに戻るとか、それをみんなの情報として、もしくは常識として共有していくことによって、この高齢者の重症化というのを防げるというふうに考えております。