小池都知事が記者会見11月6日(全文2完)バイデン氏勝てば環境政策変わるかも
医療現場での外国人支援をどう考えているのか
TBSテレビ:TBSの原田と申します。2点質問させていただきます。1点目が昨日のモニタリング会議でも医師会の猪口副会長から在留外国人の入院調整等に現場で混乱があるというお話がありました。今日、知事のほうから感染防止対策のところで外国人向けの情報提供っていう話がありましたが、実際の医療とか保健所の現場での外国人に向けた支援、対応というのを今後どのように考えていらっしゃるかというところと、あとはもう1点目が、年末が近づいてきて、今年の新語・流行語大賞の中に知事が発せられた「密です」という言葉が1つノミネートされていたのですが、今年のノミネートのうち半分以上がコロナに関するものだということで、どのように受け止められているかという2点をお願いします。 小池:在留外国人の皆さんについては、先ほどもやさしい日本語でお伝えするとか、YouTubeで毎木曜日の英語放送をさせていただいているのも、大使館の方々によく、それからつながり財団を通じて周知徹底していただきたいということも申し上げております。やはり情報を共有するっていうのは何よりも重要かと思います。 これによって、またTOCOSという、外国の方々がいろいろ不安に思っておられる件について、14の言語で対応する、そういう電話番号をお知らせしておりまして、これも各国の方々からいろんな質問をいただいて、それに対してその言葉でお返しをしているということなども行っています。
さまざまなウイルス対策を伝えねばならない
基本は、ウイルス対策はどこの国の人か関係なく感染する恐れがありますから、もう基本は守っていただくということ、そしてまたお食事などの場も、これも基本的に同じであります。欧米など、また海外など、それぞれ習慣が違ったりしますよね。そういったところで、やはり日本での、また東京におけるさまざまなウイルス対策はまずお伝えしなければ始まらないと思っておりますので、だからこそこうやっていろんな言語でお伝えするということにほかならないというふうに思っています。 それから実際に陽性者で外国の方の場合、または日本語ができないという方々にはホテルでのいわゆる宿泊療養施設については、療養施設、ホテルに区切りまして、そこには外国語のできる方を、職員を配置しまして、そしてそこでの対応に当たっているということであります。 医療機関についてもいろいろ工夫をされているかと思いますけれども、やはりこれからそうやって外国の方が増えていくと、診療、医療の、そういったことに加えて、やはり言葉の問題っていうのが極めて重要になってまいりますので、さらにそういった点については工夫も凝らしながらITなども活用しながら進めていくということになろうかと思います。 TBSテレビ:すいません、もう1点、流行語のほう。すいません、お願いします。 小池:ごめん、ごめん。候補の候補で聞いておりますけれども、かなり多くのコロナ関係が入っているかと思います。ステイホームとか、それから3密であるとか。最初も、密については、今はそれを英語版のときや、今は英語でのオンラインでの会議など出ているときも、必ずThree Csといって、英語にしたものを発信していまして、これ結構、日本発のノウハウとして各国がそれを取り入れるようになり始めています。混雑するところ、そして近くで話さないということなど、これらについての3つのCということでお伝えすることで、日本発のノウハウっていうことが世界に向けて発信をされていますし、また皆さんもぜひ外国メディアとの関連のある方々はぜひそうやって発信していただきたいと思います。マスクの着用もそうでありますけれども。 流行語大賞というのは、これまでもクールビズなどで何度か取らせていただいていますけれども、ぜひ、来年の流行語大賞にコロナのものが入っていないように、なんとかコロナ対策っていうのはしっかりと対応していきたい、このように考えております。 TBSテレビ:ありがとうございます。